シラヤマギク
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2026/10/21 17:02:02
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【シラヤマギク】 白山菊 Aster scaber
英語名は学名をそのまま使用とされます
☆シラヤマギクは、キク科シオン属の多年草です。
<概要>
〇シラヤマギク
シラヤマギクは「野菊」の仲間で、
陽当たりが良く、湿性のある場所からやや乾燥した場所に自生する多年草です。
@シラヤマギクが野菊の仲間とされる科学的な意味
シラヤマギクは、キク科シオン属に属し、野生のキク型頭花(とうか)を持つ、
植物群と形態や生態の特徴を共有する為です。
★分類学的な意味
シラヤマギクは、キク科シオン属の植物でありまして、
日本で「野菊」と呼ばれる野生のキク型植物群の、
中心的な属の一つに含まれています。
野菊の代表的な種として、
ノコンギクやシロヨメナ等が挙げられ、こちらもシオン属に属します。
したがって分類学的に、
シラヤマギクは「野菊」とされる主要グループの内部に位置しています。
☆形態学的な意味
野菊の特徴として、頭花という多数の小花の集合体を持っていまして、
そよ側に舌状花(ぜつじょうか)、内側に管状花(かんじょうか)を持つ、
キク科の典型的構造で、
秋に咲く白色から淡紫色の花を付けることが多いです。
シラヤマギクもこれらを満たしまして、
特に舌状花が疎(まば)らに付く特徴と、
茎の上部が枝分かれして、多数の頭花を付ける等といった、
野菊の形態的特徴と一致します。
★生態学的や進化的な意味
野菊は日本の山野や里山に広く分布するキク科植物の総称でありまして、
シラヤマギクも同様に北海道から九州の山地や林緑に広く分布します。
同じ環境で進化しまして、似た生態的ニッチを占める為、
形態と生態が収斂(しゅうれん)しまして、
「野菊」として纏(まと)められてきました。
□同じ生態的ニッチを占めるようになった理由
両者は日本の山地から里地の明るい環境で、
共通の送粉者であり、光条件と競争圧を受ける為、
似た草姿であり、花形や生活史へと収斂しまして、
同じ生態的ニッチを占めるようになりました。
◆シラヤマギクと野菊が似た環境で進化した理由
△生育環境の重なり
シラヤマギクは、北海道から九州の明るい雑木林や林緑、
山地の崩壊地に生育します。
野菊(ノコンギクやヨメナ等)も道端や里山、山地の草地に広く分布し、
同じく陽当たりの良い環境を好み、光環境と土壌、競争相手が共通で、
同じ資源を利用する植物として進化圧が似ています。
▲秋咲きという生活史の一致
シラヤマギクは、8~10月に開花しますが、
野菊の多くも秋に咲く為、送粉者(昆虫)を奪い合う季節が一致し、
同じ季節に確実に送粉される為、花の形態が似通いやすいです。
◇形態と生態が収斂する背景
▲頭状花序というキク科の基本構造
野菊は舌状花と管状花からなる頭状花序を持ちまして、
シラヤマギクも同様の構造を持ち、白い舌状花を少数付けまして、
送粉者に効率良くアピールする為、花の構造が似る方向へ進化しました。
△草丈が高く、散房(さんぼう)状に花を付ける草姿の収斂
シラヤマギクは高さが1~1、5mに達しまして、
散房状に白い花を付けます。
ノコンギクやシロヨメナ等の野菊も背が高く、
枝分かれした茎の先に多数の花を付けることから、
明るい林緑で光を確保しつつ、
送粉者に見つかりやすい状態が選択されることになります。
▲白色~淡紫色の舌状花という共通性
シラヤマギクは、白い舌状花を持ちまして、
野菊の多くも白色~淡紫色の舌状花を持つことから、
秋季の送粉者(ハナアブとハナバチ等)が、
好む色の合わせて、花色が収斂されています。
◇同じニッチを占められる理由
▲微妙な環境差で棲み分けつつ、全体としては似た資源を利用
・シラヤマギク :やや乾燥した山地と里地
・カントウヨメナ・ユウガギク:湿性の高い場所
・ノコンギク :沢沿いから人里まで広く分布
このように、細かな生育環境の違いで競争を回避しつつ、
全体としては同じ「秋の明るい草地のキク科」という、
ニッチを共有しています。
△雑種形成が可能な程近縁で、形態が似やすい
シラヤマギクは、サワシロギクと雑種(ナガバシラヤマギク)を形成し、
これは遺伝的に近く、形態が似る方向に進化しやすいです。
★「野菊」という言葉の科学的な位置づけ
「野菊」は学術的な分類名ではなく、野生のキク型植物の総称で、
つまり「野菊の仲間」という表現は、
分類学的にキク科の特定の属(主にシオン属やヨメナ属等)に属する植物群、
民俗と植物観察の文脈では、野生のキク型植物の集合名という、
二重の意味を持っています。
このように、シラヤマギクは分類学的にも形態学的にも、
このグループの中心に位置する為、
「野菊の仲間」とされる科学的根拠があります。
@草丈・茎・花
草丈は1m近くになりまして、上部では花茎(かけい)を分けまして、
初秋から秋の初めまで茎頂で花柄(かへい)を分けて、
径約3cm前後の白色のキク型の花を皿型(散房状)に付けます。
花弁(舌状花)の数が他の仲間よりも遥かに少なく、
花弁と花弁の間に明らかな隙間がある為、どこか粗野な印象があります。
@葉
下部の葉では10cm程の柄がありまして、
人の掌(てのひら)程の大きな卵心形の葉があるのが特徴の一つで、
上部の茎葉は小さく、長さ約5~10cmです。
又、葉には粗い鋸歯「きょし(葉の縁のギザギザ)」があります。
問題 山と渓谷オンラインの雲取山山荘さんの情報において、
「シロヨメナ(シラヤマギク)、トリカブトなどが咲いています」と、
明記されていますが、雲取山がある都道府県名を教えてください。
1、東京都
2、山梨県
3、長野県
ヒント・・・〇シラヤマギクの一般的な開花時期
関東山地では8月下旬から10月下旬が開花期で、
標高が高い程開花が遅れ、2000m級では、
10月下旬まで残ることが多く、雲取山は標高2017mの為、
10月21日はちょうど終盤の開花期にあたります。
@雲取山へのアクセス
新宿→立川→青梅→奥多摩(約2時間)
奥多摩駅駅から西東京バスで鴨沢まで約35~45分で、
鴨沢登山口から約5時間20分で山頂を経由しまして、
到達するルートが最も一般的です。
@雲取山荘 さん
雲取山山頂から北側へ約700m下った場所にあります。
@雲取山山頂からの景色
富士山や奥多摩、奥秩父、八ヶ岳、
南アルプスまで広がる大パノラマを楽しむことが出来ます。
お分かりの方は数字もしくは雲取山がある都道府県名をよろしくお願いします。

























