Nicotto Town



冷 第十話 江戸っ子

「ちょっまずおちついてくださいっ」

その日光の声が響くと気配たちは静まった
「・・・まず、代表者1人、名前といつ頃ここに来たのか教えてください」
カランコロンカランコロン・・・
げたを履いている、気配からして小さな子のようだ。
「私の名はお花といいます。1633年にここに来ました。6歳です」
江戸初期に来たのか・・・
日光は言葉を翻訳しつつ意外と小さな子だったことに
安心感と不安がいりまじっていた
「・・・どこで育ったの?」
「生まれは「将軍のお膝元」です」
江戸っ子かぁ
私の言葉が分かるのも納得
そんなことを思いつつ日光はこう言った
「禁断の脱出方法を知っているかな?」




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