Nicotto Town



冷 第12話 降臨

お花はそう言うと立ち去った。

日光には1年もたった気がした…がじつはほんの30分だった。
「あーもーかったるーい」
そんな声がしたあと、黒い羽、短めの黒髪の堕天使がおりてきた。
そのあとお花も走って来た。
「で、用件は何?」
カシュは冷たく言い放った。
「えっと、禁断の脱出方法を教えてほしいんですが…」
日光はおそるおそる聞いてみたが…
「やだ」
即答だった。
「でもそうしないと出れないんです!!」
「自分でがんばって〜」
そういうとふわっと舞い上がって行ってしまったように見えたが、上から
「それだけ気配がいるんだから、ずる賢いやつに頼んでふいついたら〜」
日光が顔をあげたらニヤッとほほえんでいるカシュがいた。
そのあとカシュは遠く上の方へ行ってしまった。




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