薬売り
- カテゴリ:日記
- 2013/09/30 20:31:21
今日、家に薬売りさんがきました。
怪しいクスリの売人でもなければ、妖しい和風アニメのナゾめいた美青年でもありません。
家庭の常備薬を補充してくれる、いわゆる富山の薬売りさんです。
仕事道具の大きく頑丈なカバンを持ち出し、そこからさらに古めかしい木箱を取り出します。
中に入っているのは、一昔以上前の時代を感じさせる、なんともレトロなパッケージの薬の数々。
一応、普通の絆創膏やバファリンやオロナイン軟膏といった、ドラッグストアでも普通に見かける定番の薬もありますが、それ以上に古めかしい薬が目を引きます。
ケロリンとか、ズバリ錠とか、おきゅ膏だとかネーミングセンスにも古さを感じます。
この置き薬って、体調が悪くなっても薬を買いにいかずに済んで便利なのですが、その分使用した時の値段が高く設定されています。なので我が家では、よっぽどの緊急時でない限り、ドラッグストアで安い薬を買って飲んでます。
今日の補充点検でも、置き薬はどれも未開封のままでした。したがって、お支払いはなしです。
それでも薬売りのおじさんは嫌な顔一つせず、薬を取り替えてくれます。
新しく詰め直されたレトロな薬の箱を持ち、私は箪笥の上に置きました。
それからなんとなく緑茶をいれて、なんとなく飲みました。ああ、そう。なんとなくお菓子も食べました。
薬売りのおじさんが家にやってくると、私はなんとなく不思議な気分になるのです。
やはり置き薬は高いので、緊急用ですよね。
ありがたいのですが、はたして商売として成り立っているのか気になります。
やっぱり高いので、緊急時以外使うな、と。
そもそも親父さん、自分で別途に薬箱用意して、
いつもドラッグストアで中身を補充してるのになんで契約したんだろw
紙風船をもらえるわけでもないのに。
稼げる商売ではないはずなので、
製薬会社の宣伝なんでしょうか?