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D.J.Moon... in my soul


魂 / 詩:シュペルヴィエル


シュペルヴィエル:詩 堀口大學:訳

  魂

時あってそれは海の響の中にもあるのだから

またそれは楽々と針の目(めど)さえ通るのだから

或いは明るい雲となって

高い山さえ被うのだから、


またそれは童部(わらんべ)をさながらに歌うのだから、

またそれは近くと同じく遠くから光るのだから、

時には蠟燭の灯(ひ)のように、時には星の明(あか)りのように

しかも決してわざとではなしに、


それは目にふれずに、あなたから私へ通うのだから

鳥が木に棲むようにそれは空中に巣くうのだから

それをこのわななく夜の中(うち)に尋ねよう、身じろがずに

小さな音(おと)さえ、その続くあいだ、それを殺すのだから。



[世界の詩61 シュペルヴィエル詩集]
彌生書房
S47.8.30初版H5.1.30 4版

アバター
2009/04/18 23:52
月夜さん>春になるとなぜか,魂の事に想いをはせています。遠い記憶なのかなぁ。。
アバター
2009/04/18 23:46
う・・・・難しい! ><。。。。 
でも読んでいると
「魂」はどこにでも存在しているよ って感じかな~? (; ̄ー ̄A アセアセ・・・
訳した方は非常に表現が難しかったでしょうね^^; 偉いっ!



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