Nicotto Town



積読(つんどく)も読書?



読書とは肉体的な行為である


体の姿勢によって読書は微妙な変化を受ける。立って読む、座って読む、寝そべって読むという姿勢別の三タイプではもちろん立ち読みが最も早い。だから書店での「立ち読み」は速読のトレーニングだ。少なくとも月一度は書店に行き、(僕は週2くらい)新刊書を漁るようにして読み、出版界の動向を知る。新聞広告には乗らない良書もあるし、いずれ買う本の品定めをしておく。

 南方熊楠は12歳の時、学校からの帰り道古本屋に積まれていた「太平記」を毎日立ち読みし、急いで家に駆けこんで紙に写すという具合にして、全巻写し取ってしまったそうだ。

 

 声に出すか出さないかによって「音読」と「黙読」がある。昔は基本的に音読をしていたらしい。

『源氏物語』の時代も宮廷サロンの女房達も集まって一人が周りの者に読んで聞かせるという方法を取っていたらしい。本が少ない時代だから当然と言えば当然だが。音読は黙読に比べて時間がかかるし複雑な内容を理解するのに向いていない。明治時代になって社会事情が複雑化されて「黙読」が主流になってきたようだ。


 中世のヨーロッパでは「黙読」をしている僧侶は気味悪がられたそうだ。他人の視線を遮断し本に向かっている様は悪魔と無言で取引しているように周りから見られたそうだ。


 「黙読」は近代的自我の成立が前提とされるというわけだ。

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2020/05/31 03:28
私積読は 得意ですよ ただ2年前くらいまで 宮沢賢治学会のお手伝いしてました。
母が入院してから 止めましたが・・・ 母が家に戻ってきたら また復活しようかと
思っています。 ホント積読がいっぱいあって・・・・ 今はカミュの「ペスト」を
読んでいますが すぐに寝てしまうので なかなかすすみませんが・・・



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