僕と幼馴染の話
- カテゴリ:恋愛
- 2016/07/22 22:23:25
これは実際に僕が経験した恋の話です。小さい頃から親同士の関係で仲良くしてた幼馴染がいて、彼女とはよく遊んで、笑って、時には泣いてとか、いろいろと思い出があります。小学校低学年の頃に、彼女が引っ越ししてしまってその時は凄くショックでした・・・。彼女は空気が穏やかな田舎の方へ引っ越して、スマホを持っていなかった僕は、母親に頼んで彼女の住所を教えてもらいました。そして手紙を書いてワクワクしながらポストへ駆け出して行った事を今でも覚えてます。返事が来てからは、もう二人きりの時間・・・。やがて夏休みになって、彼女が遊びに来ると聞いてワクワクしました。久しぶりに会える・・・ってなって、夏祭りに行ったり、プールに行ったりしました。そしてある日、「大きくなったら君のお嫁さんになるね」って言われて、ポッとしました。それ以来彼女とは毎年夏休みになったら、会うようになりました。小学校を卒業して、中学生になってその子と毎日のようにLINEで会話をしてました・・・。でもある日彼女から連絡が来なくなり、その年の夏も彼女には会えませんでした。会ったのは、今から2週間前の、夏休み前の事でした。夏休みに入ると彼女の両親が仕事の都合で忙しく、仕方なく夏休み前に来ることになりました。その時は幸せでたまりませんでした。二人っきりで楽しんで、部活をサボってまでも彼女と遊びました。その日の夜に、彼女からとうとう告白されましたが、その時すでに付き合っていた彼女がいるため、フッてしまいました・・・。でも、彼女は悲しみませんでした。むしろ笑顔で「私絶対君のお嫁さんになるね」って言われ、僕の方へゆっくりと近づいてきました。そして僕を優しく抱きしめてくれました・・・。その時は胸が苦しくて・・・切なくて・・・。やがて彼女が帰る日が来て、僕は彼女と別れるのが辛くて見送るのをやめる事にしました。でも、彼女は僕の家に来てから、たまたま自分の部屋にいた僕の所へ近づいて・・・手を握ってきました。「君と一緒に行きたい」と言われ、仕方なく駅まで見送ることにしました。彼女が電車に乗るとき、僕に手作りのバタークッキーをくれました。見送りが終わり、家で彼女の作ったバタークッキーを食べました。その味はほんのり甘く、まるで彼女の心のようでした。多分僕はその味を一生忘れないでしょう。また来年の夏、彼女に会えることを心の底から願っています。
今の彼女とは別れたんですか?