不定期連続小説
- カテゴリ:日記
- 2018/12/20 14:09:40
あの頃のわたしは未だ女王になったばかり
優しさも戸惑いもあった。
本当ならばあの可哀想な親子をちゃんと確認して見送らなければ行けなかったのだがその時のわたしにはその余裕等無くてもしかしたら力の制御も半端だったのかもしれない
だからこんな事も起きてしまったのだろう。
彼女が去る少し前の事だった。
可哀想な親子が凍り付き雪の塊になる前にこんな事が!
このままでは2人とも死んでしまうぞーそうだ俺がこの子を庇って包み込んで
うんコレなら何とかなる!
ちちー重い・邪魔ーどいてーうーんうーん
父はその子供を抱え込むようにして盾になっていた。
ちゅん・ちゅん・ちちちち・・・
次の日の朝の事だった。
とぉーちゃん
ちょぉー来てみてけろーこんなとこさ人がいるべ!
おぉーどしただぎゃーたいへんじゃーはよーうちさつれてくでー
んだ・んだー。
地元の老夫婦に親子は発見されたのだった。
男のほうーはもうだめじゃなーけんどぉこどもん方はげんきだべー
かわいそうじゃがーそぉーみたいじゃなぁー
老夫婦は男を手厚く葬ってやった。
そしてその子供を代わりに2人で育ててやることに決めたのだった。
まーだちっさかねぇーよぉわからんじゃろなぁー
父が亡くなって自分がすっぽりと抱え込まれて守られて居た事を知る事も無くその子供はすくすくと育っていった。
農家の老夫婦の子供としてー
その子の名前はまじぇりという。
見た目は少しボーイッシュで人を楽しませたりする事が好きな子供であった
時が経つのは早いもの
すらっと背が伸びてスーツが決まる様な歳になったまじぇりがこんな事を言い出した。
おじぃーおばぁーわたしー南極行く!
ええーっ!なんでぇそんなところさいくじゃー
んだんだーどしてだーおめぇさだったらどっこでもいけだー
ゆぅめぇーなかいしゃだいったらええだー?
なぁーんこかうかってただやーなしてだー??
まじぇりは動物が好きじゃーそういう仕事つきたいんじゃー
いぐまえさ話あるだー
ちょっくらきくじゃー
そう言って取り出したのは汚れたピンク色のおくるみと手紙だったのだ。
マジェリの過去だ!話がどんどん広がっているなー。
それにしてもどこの方言なんだろう^^;
シリアスなお話から怒涛の展開。いったい何処の生まれなんだ、まじぇりさん!
まじぇりさんのところからお邪魔しました。
氷の女王様と観測隊員マジェリの間には、こんなつながりがあったんですね。
続きも頑張って下さい^^
ストーリーの後半で私の生い立ちが出てきた訳ですのねー
ふむ…よっしゃ了解いたしたd(*`・(エ)・´*)b