Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ②   


こんばんは!29日(水)は北日本で午前中は晴れますが午後は雲が広がり、

夜には日本海側を中心に雨が降りそうです。
東日本から西日本は、晴れ間がありますが雲が広がりやすく、
所々でにわか雨がある見込みです。南西諸島は曇りや晴れとなるでしょう。
大型で非常に強い台風16号は今後も日本の南を北上し、
1日(金)頃には伊豆諸島にかなり接近する見込みです。
伊豆諸島では30日(木)から非常に強い風が吹き、
1日頃は大荒れとなる恐れがあります。
29日から2日(土)頃にかけて南西諸島や小笠原諸島、
西日本から北日本の太平洋側では、うねりを伴って大しけとなる所があるでしょう。
高波に警戒をしてください。

青空の下
 稜線をゆく
❝秘境中の秘境❞
パンケメクンナイ湿原
荒々しい
  岩の頂

               ❝秘境❞の大自然
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             ニセコ連峰 目国内岳

〇登山ガイド 古市竜太さん

千葉県出身の古市竜太さん。
ニセコ連峰の自然に魅せられ、26年前に移住。
登山やスキーなど一年を通してニセコの自然の魅力を伝えています。

*撮影:7月中旬

前回は森林限界を超え、日陰の少ない稜線の所までの紹介でした。
今回は稜線での熱中症対策をガイドの古市さんに
教えていただくところから始めます。

<山旅スタイル> 稜線での熱中症対策

「このコースはね、あの~、東から西に向かって歩きますので、
 西をずうっと後頭部に浴びるんですね」

〇ポイント
 日差しから後頭部を守る

「やっぱり心配な方は大きめの防止を持って来るんですとか、
 え~、手拭いやね、タオルをここにこう西が当たらないように
 ケアしてもらうのがいいと思います」

強い日差しを浴びながら稜線を歩く場合は、つばの広い帽子を被り、
タオル、手拭いなどを利用して後頭部を守りましょう。

〇エネルギー   塩分の補給

エネルギーと塩分の補給も大切です。

〇ミックスナッツ

こちらは古市さんオリジナル。
栄養価の高いミックスナッツ。

五種類のナッツに塩を振りかけ、オリーブオイルで炒めたもの。

〇五種類のナッツ

・アーモンド
・カシューナッツ
・ピスタチオ
・ヒマワリの種
・カボチャの種

・レーズン

糖分を摂る為のレーズンも加えてあります。

「で、オリーブオイルと塩で炒めることによって
 ナッツに塩分がですね万遍なく行き渡るんですよ。
 ですので、塩分を無駄なくですね、体に吸収することが出来ます」

目国内岳を目指し、笹原が広がる稜線を進む。

「わぁ、いい風ですね~。
 ここはですね、山と山に挟まれたちょっと低くなったね、鞍部なので、
 ガスが入ってしまうことが多いんですけれども、
 今日はほんとにね、湿気も少なくて、気持ちがいいですよね」

道が険しくなってきた。

足を踏み外さないよう、慎重に。

「ちょっと岩に手、当てたりしてバランス保ちながら来てくださ~い」

はい。

「結構ね岩が出てきて秘境の山っぽいですね」

❝秘境❞の山っぽい

確かに探検してる気分です。

「あっ、可愛らしい黄色いお花が沢山出てきました」

〇ハイオトギリ

「ハイオトギリといいます。
 僕なんかはこれ見るとね、あ~、夏が始まったなぁと思います」

「まぁ夏の花ということで、こちらも見てください」

〇エゾシオガマ(白色のお花)

「これはエゾシオガマといいます。
 白くてね~、もう上から見たら不思議なグルグル、
 風車のように回って見えるお花です~」

確かに風車だ。

〇ミヤマホツツジ(赤紫色のお花)

こちらは咲き始めたばかりのミヤマホツツジ。
花びらが反り返り、雌蕊(めしべ)は象の花みたいに、グイ~~ン。

〇ツマトリソウ(白色のお花)

凛とした花はツマトリソウ。
花びらを縁どる淡い紅色がとっても綺麗。

「お~っ、山頂の岩、大きい岩が完全に見えてきましたよ」

一段と道が荒々しくなってきた。

「ちょっとした岩登りの感じですね。
 ここも手、使って安全に来てください」

はい。

「頭とかぶつけないようにね~、
 気をつけてくださいね、もう少しですよ~」

出発から2時間半

〇目国内岳 山頂(1220m)

「はい、到着です。
 目国内岳山頂、1220mです」

お疲れ様でした~。

山頂は巨大な岩が積み重なったまさに岩の頂。

「こちら来てください。
 はい、東側見てください、凄いですね~」

〇前目国内岳

「ニセコ連峰のね、連なり。
 奥にはニセコアンヌプリ、そして羊蹄山がドーンと見えますね~」

〇羊蹄山
 「蝦夷(えぞ)富士」

「蝦夷富士ともね呼ばれる凄い型の美しい山ですよねぇ。
 こういった景色を見てると、悠久の時間といいますか、
 この時間の感覚がね、無くなっちゃうぐらいのそういうゆったりとしたね、
 気持ちになれるんですよねぇ。
 ほんとにここはねニセコのね、秘境といえるんじゃないでしょうか?」

〇悠久の時間

〇ニセコの秘境

さらに奥へと進みます。

「目国内岳よりさらに奥側はね、通る人も少ないので、
 なかなかうっそうとしていますねぇ」

「道も曲がってますし、膝も右から左から来て、
 密林を探検してるようなそんな感じですねぇ」

〇密林を探検

山頂を出て40分

「わ~、着きましたよ~」

今回はパンケメクンナイ湿原に着きました所までと致します。
次回はこのパンケメクンナイ湿原の紹介から始めます。






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