Nicotto Town



日本百名山 ~ BSプレミアム ~ ③     


こんばんは!22日(水)は、西日本から東日本は広い範囲で晴れるでしょう。

ただ、東日本の日本海側では午前中はにわか雪の所がありそうです。
北日本の日本海側は雲が広がり所によりにわか雪がありますが、
太平洋側は概ね晴れる見込みです。
南西諸島は雲の多い天気となって、所によりにわか雨があるでしょう。

紅葉かがやく清流
富士山を望む
  稜線歩き
奇跡!
ダイヤモンド富士
紅葉
 彩る頂へ

             富士山を望む大縦走
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               丹沢山地

〇鈴木友博さん

丹沢山地の麓で育ち、現在は工務店に勤める鈴木さん。
丹沢の山に登る中、山小屋の主人と出会い10年前から手伝うように。

*撮影:11月上旬

前回はダイヤモンド富士を見た所までの紹介でした。
今回は登山者を見守る山小屋の紹介から始めます。

<山旅スケッチ>
 登山者を見守る山小屋

〇登山者を見守る山小屋

丹沢山地の稜線で60年以上続く青ヶ岳山荘。

〇青ヶ岳山荘三代目主人 高城理生さん

3代目の高城理生(たかぎりな)さん。
父から受け継いだ山小屋を切り盛りしています。
小屋の自慢の一つが代々の主人が入れるコーヒー。

現在 主人がいれる
コーヒーの販売は宿泊者限定

天皇陛下も学生時代、
丹沢を縦走された時にこの小屋のコーヒーを楽しまれたそうです。

紅葉のシーズン、山小屋のかき入れ時です。

土産や小屋番など多くの人が高城さんを支えています。
今回の案内役、鈴木さんが手伝っているのもこの山小屋です。

高城さん「あのお手伝いを進んでする方が~、
     あのサポートスタッフとして~、あの~来て下さるので~、
     結構上手に小屋がまわっていくんですね~。
     感謝ですよね~もう~」

高城さん「鈴木さ~ん」

「は~い」

この日登山道で動けなくなった男性がいるという連絡が入り、
鈴木さんが現場に向かいました。

男性の方「急に立つ何か激痛が走ったりして」

「やっぱり安全が第一なんでね。
 あの小屋で安全とってもらった方が間違いないと思います」

鈴木さん、暖かい山小屋に泊まるよう勧めます。

男性の方「山小屋が無かったらもうにっちもさっちも
     どうしようもなかったですね、ほんとに。
     ありがとうございます」

丹沢山地の西側で営業する山小屋はここだけ。

〇山小屋主人 高城理生さん

高城さん「凄くホッとしました。
     もう灯(あかり)が見えて凄く嬉しかったです~っていう風に
     おっしゃってくださる方は多いですね~。
     登山者の方を~こう温かく小屋が受け入れるって
     いうような感じでいますね~」

丹沢の長~い縦走路を行(ゆ)く登山者にとってかけがえのない山小屋です。

2日目

二日目、朝日を浴びる富士山。

「やぁ~、今日も凄~い秋晴れ。
 もうバッチリ登山日和」

ほ~んと、いい天気。

「あの正面に見えている大きな山が蛭ヶ岳です~」

〇蛭ヶ岳(1673m)

今日目指す蛭ヶ岳。

「それでは行きま~す」

まずはその手前にある臼ヶ岳(うすがたけ)へ。

〇臼ヶ岳

最初は下り。

「今日はですね~、大体300m程下って、
 またそこから300m少々登り返しになります~」

「丹沢の山塊は細かいアップダウンがありますので~、
 ゆっくり息があがらないように歩いて行くといいと思いま~す」

分かりました~。

どうしたんですか?

「あっ、鹿が笑ってますよ」

え~、笑ってる?
ほんとだ、素敵な笑顔~。

あっ、二頭いる。
親子かな?

この日最初のピークへ。

〇臼ヶ岳(1460m)

「は~い、臼ヶ岳に到着しました~」

〇ブナ
 

「ここはブナの紅葉ですね~。
 青空とこうキラキラして綺麗ですよね?」

癒やされるな~。

「丹沢は関東の中でも比較的ブナが残っているエリアですね」

「ブナの実がここに落ちてます」

これが実なんだ~?

「鹿や熊などの動物が~こういったものを食べて~。
 あの過ごせているっていう貴重な恵みですね」

〇ヤマガラ

ピ~♪ ピ~♪

鳥もこの実が大好物。

ピ~♪ ピ~♪

「あそこに今日の目標の蛭ヶ岳が見えます」

〇蛭ヶ岳

丹沢山地の最高峰、蛭ヶ岳。
蛭ヶ岳への稜線は紅葉の絶景ポイント。

「様々な色がもう入り混じって、
 ほんとに何ともいえない素敵な紅葉ですよね~」

まるで紅葉のパッチワーク。

「やぁ、メチャクチャ綺麗ですね~」

輝いてますね。

「ここからですね、大体300m程。
 あの険しい急登の登り返しになりますので~、頑張って登って行きましょ~う」

頑張りま~す。

「本日のメインディッシュです」

標高差300mを一気に登る。

「よしっ、あっ。
 なかなかのなかなかの鎖が出てきましたよ。
 段差が高くて滑りやすいから気をつけてね」

分かりました~。

「よしっ」

「え~っ。
 あっ」

出発して4時間半

「よっしゃっ」

えっ、ここが山頂ですか?

〇蛭ヶ岳(1673m)

「目的地の蛭ヶ岳山頂に到着しました。
 お疲れ様でした」

ありがとうございました~。
1673m、神奈川県の最高峰です。

「ここも富士山がよく見えますよね」

まさに日本一の堂々たる姿~。

〇南アルプス

「向こう側に南アルプスがよく見えますね」

日本で二番目に高い北岳(きただけ)。

〇北岳(3193m)

〇雲取山(2017m)

「あそこが~、え~東京で一番高い雲取山(くもとりやま)です。
 神奈川ナンバーワンの蛭ヶ岳から東京都ナンバーワンの雲取山を眺めると
 まぁこれも面白いですよね」

「こちらからは関東平野がとく見えますね~」

眼下に広がる関東平野。
ほんと広いな~。

〇鈴木友博さん

「丹沢は~自分にとって心の山ですかね~。
 色々とこう自然が豊富で~、奥深い。
 自分でそれを触れて~、またその良さっていうのを~、
 色んな人に伝えてもらえれば、まぁそういういい場が
 どんどんどんどん広がっていくと思いますので、
 是非色んな方に足を運んでもらいたいと思います」

神奈川の屋根、丹沢山地。
富士山のパノラマと紅葉のパッチワークを満喫した山旅でした。

旅のスタートは小田急電鉄の新松田駅からバスでおよそ1時間。
西丹沢ビジターセンターで鈴木さんと待ち合わせでした。
午前7時出発。
山が色付き始めていて、潺(せせらぎ)が聴こえました。
広い河原で用木沢という所でした。
ここの沢筋にはイタヤカエデの黄色が綺麗でした。
さらに沢沿いを進みますと水が青色で美しかったです。
ダイモンジソウとイワシャジンが咲いていました。
沢筋を歩いて行きますと大越路に到着でした。
ようやく稜線に出ました。
ここからは箱根山と大涌谷が見えました。
ここからは稜線歩きでした。
白い雪化粧されました富士山も見えました。
陽当たりのいい道を進みますと、そこにはリンドウが咲いていました。
そして、鎖が出てきました。
頑張って登りますと熊笹の峰に到着でした。
ここはシロヤシオの葉っぱが赤く染まっていて鮮やかでした。
出発して5時間、檜洞丸に到着でした。
こちらにあります青ヶ岳山荘で宿泊をしてダイヤモンド富士を見れました。
神奈川の屋根、丹沢山地の最高峰蛭ヶ岳からは、
富士山を中心に様々な山々が眺めることが出来まして、
そして紅葉やダイヤモンド富士、美しい水、素敵な植物それぞれが
とても素晴らしいと感じました。





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