今読みたいと思ってるのは
- カテゴリ:勉強
- 2010/02/22 14:10:02
以前「アフリカを食べる」と「アフリカに寝る」の2冊は読んでいましたが
この頃読書すると目が疲れちゃうので、諦めています
松本仁一さんの本はどうしても興味があり、読みたいなー
朝日新聞のナイロビ支局長や中東アフリカ総局長としてカイロに駐在したりと
アフリカに長く滞在した事もあり、作者のアフリカへの愛着が強く伝わってきます
「アフリカを食べる」の中で、イスラムと豚 エジプトから~
ユダヤ人の知人から「反芻しない動物は食べられない事になってるんだ」と聞いて
合点がいった。 牛、羊、ヤギ、ラクダ、などの反芻する動物は、草や葉を食べて
肉になる。 人間は草を食べないから、牛、羊、と人間が食物をめぐり競合しない
しかし反芻しない豚は穀物を食べる、つまり、人間と競合する。
イスラム教やユダヤ教が生まれた土地は農耕に不向きな半砂漠の荒地だ
せっかくつくったわずかな穀物を豚に取られたらたまらない。
豚肉は牛肉や羊肉に比べ臭みがなく柔らかく旨い、大金持ちや権力者は
庶民から穀物を奪ってでも豚肉を育てようとするかもしれない、それを防ぐ為に
「豚を食べてはいけない」と諭したのではないか・・・
他人からは不合理に見えても、その土地の食習慣にはそれなりの理由があるのだ
揚げパン ザイールから~
ザイール・ブカブに、逃げる途中で親とはぐれたルワンダ難民の子供達だけの
施設で国連職員の案内で、キャンプの中を歩いた。子供達がぞろぞろと付いてくる。
先頭の男の子がマンダジを食べていた、揚げパンである、小麦粉をこねて砂糖をまぜ
油であげただけの簡単な菓子パンだ。「旨そうだね。おじさんにくれないか」とからかうと
五歳ぐらいのその子は困ったような顔をした、じっと手のマンダジを見つめていたが
やがて、きっぱりと私によこした。今度はこちらが困った。「冗談だよ」と言うわけには
いかない。仕方なく、かじりかけのパンを受け取って一口食べ、「ありがとう」と返した
ポケットを探るとオレンジがあったので御礼につけた。べとべとのパンだったが
しかし、気持ちが嬉しかった、やっと手に入れたお菓子を見ず知らずの私にくれる
決断をしたのだ。アフリカの人々は人に乞われると断らない、それが美徳なのだ
親は子をそう教育する。それが、難民キャンプと言う最低の生活の中でも生きていた
一部抜粋したものですがアフリカへの愛情が伝わって来ますでしょ^^
彼の他の作品も読みたいです
本当ですね!!松本仁一さんの本を読むと、私の知らなかった世界が広がる思いでした^^
アフリカ人がこんなに多様な人種であった事や、それなのに欧米列強が勝手にこの多様な人種の
国を幾つかに分けた悲しい話や、王国を持っ国と持たなかった国の、食べ物の決定的な違いなど
今まで考えた事もありませんでしたよ^^
1996年の本ですが、しーちゃんに頼んだ本ではなかったでしょうか?
じびちゃん
そうそうお貸しした事あったね^^
「アフリカに寝る」の方はどうでしたっけ?
きよちゃん
これは「アフリカを食べる」の中から印象に強く残っていた文章から
抜粋して書き写したものですよ^^ こんな立派な事書けるなら
あそこで16年も働いていませんよwww
ツーバットさん
読書はいいですよね!!
若い頃は夢中になると歩きながらでも読んでましたよ^^
色んな知識は頭を通り過ぎて行きましたが^^
いまでもこういった機会に読み返しますと、鮮やかに思い出してきますね
読む力と、色んな知識が身につくね。
参りましたぁ
面白かったです。
反芻する、動物と人間は、食物の上で、競合しないのは、厳しい環境の中の知恵ですね、
宗教を、仲介することによって、守られて、受け継がれていく・・・。
少ししかない食料を、分け合う、ギリギリの暮らしを支える知恵ですね。