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ストレステストの本質

政治:    ストレステストの本質
http://blogs.yahoo.co.jp/tubuyaki_o/52207483.html
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こんにちわ。呟き尾形です。



 なんか、ストレステストが稼働条件だとか、条件で無いとか話がされていますが、ストレステストは、実際に原発に負荷をかけるものではなく、設計上の設定 値や運転データを基に、危険な状態になるまでどれくらい余裕があるかをコンピューターで計算するという論理上の耐久性の評価ということになります。
 そのため、稼働中でもストレステストは可能です。
 さらに、ストレステストは、通常の稼働の安全を確認するためのものではなく、非常事態の限界を知るためのテストです。
 ですから、ストレステストの本質としては、稼働するための条件を確認ではなく、安全の中によりより高い安全性を満たすものだということです。
 つまり、ストレステストは、やっておいた方がいいテストではあるけれど、やらなければならないテストというわけではないということです。

 さて、
★★★ここから★★★
検査中の原発、今夏の再稼働困難…安全・保安院

(読売新聞 - 07月23日 20:30)


 経済産業省原子力安全・保安院の森山善範・原子力災害対策監は23日の記者会見で、想定を上回る地震や津波に対する原子力発電所の安全性を調べるストレ ステスト(耐性検査)について、「テストの内容などから事業者の評価だけでも月単位でかかる」と語り、定期検査で停止中の原発の今夏の再稼働は難しいとの 見方を示した。

 保安院は22日、各電力事業者にストレステストの実施を指示すると同時に、九州電力玄海原発の耐震安全性評価のデータ入力ミスを受けて、他の事業者にも同様のミスのチェックを優先することを求めた。

 菅首相も22日付の公式ブログでストレステストについて「1~2か月を要する」と書き込んでいた。
★★★ここまで★★★
 とありますが、原発の再稼働を遅らせてまでやる検査であるかどうかとそうでもないということでしょうね。

 なぜなら、言うまでもありませんが、ストレステストの本質は、どこまで耐えられるかという評価だからです。
 
 ストレステストの結果の解釈として、津波6mまで耐えられるというポジティブなものではなく、7mの津波では原発の安全性は保てないというネガティブなものとするのがストレステストの真価を発揮するのです。
 なぜなら、ストレステストの結果をもって、より厳しい安全基準が生み出されるからです。

 本来、この条件まで安全だということは、それ以上が耐えられないことと同意であり、ストレステストは、この条件では原発は耐えられないことを公表することで、より緊張感を生み出し、現在以上の安全性の目安を生み出し、より高い目標をもち、高い安全性を生み出すわけです。

 しかし、ストレステストの結果が、6mの津波なら大丈夫というポジティブな場合、安易な安心と致命的な慢心を生み出し、むしろ、ストレステストによって安全性は下がるでしょう。

 それなのに、菅直人という名前の現総理大臣は、ストレステストを再稼働の条件とした場合、ポジティブな結果の解釈をだすことになり、ストレステストによって、原発の安全性をを下げようとするわけです。

 菅直人という名前の人は、口では原発の安全性を高めるといっていますが、やろうとすることはいつもいつも、逆のことをします。




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