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鉢呂吉雄経済産業相の死の町発言について

政治:    鉢呂吉雄経済産業相の死の町発言について    http://blogs.yahoo.co.jp/tubuyaki_o/52352695.html    #政治
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 鉢呂吉雄経済産業相は東京電力福島第1原発などを視察した際の印象について「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死の町という形でした」と述べたそうですが、そりゃ、政府が避難するように言っている地域だから人がいないのはあたりまえです。
 別段、津波被害のひどい被災地の市街地は、しばらく人っ子一人いませんでした。
 まぁ、仙台あたりは窃盗団と自警団はいたかもしれませんが、狩りに、仙台に人が入ることを政府が制限すれば人がいるわけがありません。

 死の町だなんて事実だから、別に言って悪いことじゃないなんて、子供じみた意見もちらほら見かけます。
 まぁ、被災地のひどい有様を見てここに放射能汚染されているというバイアスをかけて、さらに、原発反対なら、そんな風に感じること自体は、仕方ないかもしれませんね。
 が、それを、メディアを通して言うべきかどうかは別問題です。
 感じたことを、周りの人が傷つくかどうかを考えずに、メディアで口にするのは、大人のすることではありません。事実だから口にすることは正当だというのは、まさに子供じみた考えだということです。
 別に、原発反対だから、原発の不安煽ること自体は、1つの表現のテクニックであることは知っていますが、だからと言って、被災者を傷つけていい理由には ならないということです。もちろん、被災者を傷つける覚悟をもって、後で傷ついた人のフォローをする覚悟があるなら別ですけど。子供じみた考えの人にそん な覚悟などあるわけがないでしょう。

 とくに、野田内閣は、被災地の復旧、復興を最優先させる内閣であるとも宣言しているわけで、その閣僚である、鉢呂経産相が、これから内閣が、全力で復旧、復興していくと宣言した地域を、死の町と表現するということは、被災者としては、希望を失います。
 なぜなら、内閣の閣僚が復興しようとする対象の地域を死の町というのは、もう、こんな町復興できないよ宣言に等しいわけです。

 もっとも、鉢呂経産相は知らないのでしょう。
 津波被害があった地域では、福島に限らず、ご遺体が物のように転がったり、ぶら下がったりしていた情景を。
 そして、そのご遺体の殆どが苦痛に悶絶していたような表情で亡くなられていたというのを。
 そして、消防団や警察だけでなく、助かった、一般人もご遺体を臨時の遺体安置所まで運んだりする作業をし、その遺体安置所は、小学校の体育館だったり、市民体育館に何カ月か安置されご遺体がずらりと並べられていたのをも、鉢呂経産相は知らないのでしょう。
 震災後、も、鉢呂経産相はどれだけ、被災地に足を延ばしたかはしりませんが、おおむね無関心だったことが、死の町発言でよくわかります。
 関心があれば、原発周辺の市街地に人っ子一人いないのはわかりきっているからです。
 無関心で唐突に、人っ子一人いない市街地を見れば相当強い印象があるでしょう。それも、おそらくは、津波と一緒に押し寄せた瓦礫が散乱した風景もしたでしょうからね。
 でも、それは、半年たとうとしている時まで、その事実を知らなかったことを意味します。どれだけ、関心なかったの?
 ということです。
 それが、経産相・・・。
 「残念ながら周辺市町村の市街地は人っ子一人いない、まさに死の町という形でした」
 と述べて、後日、
 「軽率だった。被災をされている皆さんが戻れるように、除染対策などを強力に進めるということを申し上げたかった」と釈明したそうです。
 だったら、わざわざ死の町なんていう必要は一切ないわけで、被災地の復旧、復興を目指す内閣の閣僚としては、意識と覚悟が足りないわけです。
 せっかく、菅内閣が終わって復旧、復興がわずかでも進むかと思えば、被災地の現実を知らない経産相となると、内閣で意識統一されていないでしょうから、他のほとんどの閣僚もにたようなものでしょうね。やっぱり、被災地復興は、だめかもしれませんね。
 被災地の自治体も、政府の助けがなければ、復旧した後、破産するのは目に見えていますから。




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