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占い: 日本の古典作品と宿曜道

占い: 日本の古典作品と宿曜道
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日本の古典作品と宿曜道

 日本における占星学は、宿曜道としてひろまりましたが、この宿曜道は、紫式部の源氏物語において、いわゆる星座の象徴が巧みに描かれいるという説があります。
 また、西暦866年以降に成立されたという竹取物語の中にも宿曜道の要素がちりばめられ、物語前半の5人の貴公子によるかぐや姫への求婚のエピソード は、いて座的要素があり、後半の帝による求婚のエピソードとかぐや姫への月への帰還には、山羊座的要素が見られるという説があります。
 また、登場人物にも、12星座や28宿との対応関係が存在するそうです。
 これによく似た構造が源氏物語の中にも認められるという説もあります。
 紫式部が源氏物語を書いたのは、1002年から1008年ごろだと言われているそうです。
 当時、すでに古典として流布していた、竹取物語の中に、宿曜道的要素を認め、竹取物語からインスピレーションを得られたと考えられています。
 といいますのも、源氏物語の中では、主題と12星座、登場人物が織物のようにあやなされているのです。
 もちろん、宿曜道の知識がなくとも、源氏物語は楽しめるが、宿曜どの知識があるとわかる人にだけ、わかるようなさらに楽しめる作品になっているとも言い得るわけです。
 インド、中国を経て日本にホロスコープ占星術は、宿曜道として平安、鎌倉時代の日本で残り続けました。
 しかし、天文観測技術の衰えとともに、室町時代の初めには、宿曜道は勢いを失う。宿曜道が、ごく限られた人々の間にしか普及していなかったことも衰退の原因となったそうです。




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