Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


別府鉄輪温泉・湯治日記 その1


実は1月末、
仕事終了と同時に
残務処理もそのままに  ☆\(ーーメ)
別府の鉄輪温泉に湯治に行ってきました。

その極楽な温泉湯治日記です。

まずは成田空港から。

**************************

LCC…
Low Cost Carry(ロー・コスト・キャリー)と読むんだそうです。

今までスカイマークなどには乗ったことがありましたが、
今回乗ったのは、Jetstar。
LCCの先駆けのような航空会社ですね。

確かに安いです。
成田空港から大分まで片道6000円を切っています。

もっとも自宅から成田空港まで2000円。
大分空港から別府の宿泊地近くまで1350円程度かかるので、
トータルで片道9350円ですが、それでも安い。

どうしてこんなに安くすることができるのかと言えば…。

まず、予約も購入もすべてネットで決済。
10キロ以上や機内に持ち込めない大きさの荷物は、
すべて別料金を支払わなくてはいけません。

チェックインもネットで行い、
自分でチケットを印刷して乗り込みます。

もちろん空港のカウンターでもチェックインできるのですが、
成田空港のJetstarのカウンターって、
 「とりあえず空き店舗にカウンターを並べました。
  開店したばかりで、まだ何もなくてすみません」
といった感じ(おそらくずっとこのままなんでしょう)。

見本市の会場に期間限定のブースが出ている体裁で、
明日撤退しろと言われたら一日で片付けられそうです。

セキュリティ・チェックを通過して出発ゲートに向かえば、
店舗や喫茶店近くにあるゲートではなく、
どんどん奥まった方へ。

迷路のような通路を辿って、
ようやく1階にある行き止まりの出発ゲートに到着しましたが、
自動販売機とトイレしかない…。

なぜ1階かといえば、
ここからバスに乗って搭乗機に向かうからです。

つまり、ボーディングブリッジという飛行機の扉に張り付く
桟橋みたいなゲートを使うと、
成田空港では使用料が割高になってしまうので、
Jetstarは、飛行場の真ん中にある駐機場を使い、
そこまでバスで移動するのです。

なので、このゲートには空港の展望なんて何もありません。
待合室の横を、たくさんの作業車や運搬車が通り過ぎていくだけです。

出発30分前に搭乗開始。
作業ジャンパー姿の男性係員が
搭乗券のバーコードを読み取るだけのゲート通過。
そのまま目の前に到着している移動用のリムジンバスに乗り込み、
お客さんがいっぱいになると出発。

広大な空港の敷地内を、
バスで走れるとは思いませんでした。
バスから見ると、駐機している飛行機の尾翼がとても高く見えます。

バスから降りてタラップ、つまり移動可能の階段を上って搭乗。
飛行機は、エアバスA320という180席程度の、
ジェット機の中では一番小さくて短距離用の機体だそうです。

機内に入ってみれば、
真ん中に細い通路が一本だけ。
片側に椅子が3列づつ。

ビックリするのが座席の前後の間隔。
窓際の人がトイレに行くためには、
隣の人の膝をまたいでいくか、
一度立ちあがっていただくしかありません。

この座席の間隔は、高速バスですね。
超高速バスに乗ったのだと思えばいいのでしょう。

窓際の席をWEBチェックインで予約できたのはよかったのですが、
逆に窓際に押し込められた感じがして
これではやっぱり閉塞感があるなあ。

シートは、テレビもイヤホンも何もなし。
読書灯とテーブルがあるだけです。
リクライニングは、ほんの気持ちだけ傾きます。

搭乗率は80%といったところでしょうか。
地方便でもこのぐらいの搭乗率を常時確保しないと、
LCCは採算割れしてしまうのでしょう。
だから、また少しでも安くして、
搭乗率を高めようとしているのだと思います。

9時50分定時に出発。

離陸したら、まず北に飛んで、
霞ヶ浦を眼下に見ながらグルリと時計回りに一周。

そして、東京の真上を飛んで西へ向かいます。

ですから、私が座った南側の窓から
羽田空港も、横浜ベイブリッジも、湘南海岸も、
その沖に浮かぶ伊豆大島も見えます。

そして、おおお~、富士山が眼下に~。

富士山は円錐形で
火口がくぼんでいるということは
頭ではわかっていても、
実際にこの目で確認したのは、
これが初めてのような気がします。

おそらくリニア新幹線の予定ルートの真上を飛んでいるのでしょう。

富士山が過ぎれば、遠くに遠州灘、浜名湖、眼下には南アルプス。
伊良湖岬が見えてきたと思えば、中部国際空港が見え、
千鶴@ゆきさんの家が見え(うそうそ)、  ☆\(ーーメ)
名古屋の市街が広がったかと思えば、
真下の伊勢湾の奥まったところに木曽川・揖斐川の河口が。

鈴鹿山脈を越えたと思ったら、
あっというまに淀川が見えてきて、
大阪市街地を過ぎれば、
遠くには関西空港、
手前には神戸空港、
眼下には六甲の山並み。

淡路島上空には雲がかかっていましたが、
鳴門海峡あたりは雲も無く、
本州四国連絡橋が架かっているのがわかります。

そのまま山陽道を瀬戸内海を見下ろす感じで、
対岸に四国を眺めながら飛んでいきます。


乗り物大好きの安寿にとって、
この飛行ルートはとても楽しいものでした。
てっきり私は、鹿児島へ飛んだ時のように、
本州の太平洋岸をかすめるように飛んでいくと思っていたのです。
(帰りの便がそのルートを飛んでいました。)


向こう岸はおそらく松山、
こちらはだいたい広島上空あたりで、
添乗員がパタパタと着陸の準備を始めたかと思ったら、
飛行機は豊後水道に入り、
どんどん高度を落として、海が近づいてきます。

国東半島の突端、
海に突き出るような位置にある大分空港ですから、
海上から着陸することになります。

一旦、豊後水道を南に飛んで、
それから北へUターンして、
大分空港へ南から着陸。

到着時間は11時40分。

早速、別府行きのバスに乗り、
40分程度で、別府観光港のバス停で降り、
ここからタクシーで3キロほどのところにある鉄輪(かんなわ)温泉へ。
(バスもあるのだけど、本数が少ないようなので)

で、1時に、これから5泊を過ごす貸間旅館に到着です。


続く。

アバター
2014/02/23 22:05
>うとうとさん

つまり、関東から九州の北の方に向かう飛行機は、このルートを飛ぶみたいですね。

だいたい神戸までは地形がわかったように思うのですが、
さすがに瀬戸内海の島々となると、
淡路島ぐらいしか判別できませんでした。

小豆島や江田島などは名前を知っていても、
地形ではとても判別できませんね。
アバター
2014/02/22 23:02
羽田ー熊本間もこのルートですね。
今まで「アレはなんだろう?」と地理の勉強不足を嘆いていたのが、お蔭様でスッキリしました。
次回のフライトに備えてメモしておきます^^;



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