Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


ある日のお遍路行 その2


 12時45分 ⑫番札所・焼山寺に到着
          


  山門の前で白衣・輪袈裟と菅笠をつけ、頭陀袋を下げる。
  身支度を調えて、一礼してから山門に入る。


    真言宗の信者でもなければ、
    御仏への信心もない私だけど、
    礼拝の所作はきちんと守るようにしてる。
    
  山門の中に歩み入れば、杉木立が立派。
  なるほど~、厳かな感じがする山寺だ。


  手水場で、手と口をすすぎ、
  次に、鐘楼で鐘を突く。ゴ~ン~


  まず、本堂にお参り。
    最初にろうそくでお灯明。
    次にお線香三本をあげる。
    お賽銭を賽銭箱に入れ…   ごめんね、10円だけで。 ☆\(ーーメ)
    納札(おさめふだ)という
    自分の名前と住所、お参りした日、願い事を書いた紙を
    賽銭箱の隣にある納札箱に入れる。
      ちなみに私の願い事は日替わりで、  ☆\(ーーメ)
        病気平癒
        父母供養
        良縁祈願  ☆\(ーーメ)
        商売繁盛  ☆\(ーーメ)
        学業成就
        衆生救済    
      欲の深い奴ですみません。

    本堂備え付けの鐘を打ち、
    ここの御本尊は虚空蔵菩薩さまだから、えーと…
      
   


      なうぼう あきやしや きゃらばや おん ありきや まりぼり そわか


    これは虚空蔵菩薩さまの真言、
    つまり仏の名前のサンスクリット語を、
    そのまま音読みしたものらしい。
    だから、呪文のような響きになってしまうのだ。

    そして、他の参拝者の邪魔にならないように、本堂の脇に移動して、
    そこでお経を読む。


    普段、お経を読む習慣は私にはないから、
    読み方は完全に自己流。
    節など付けず、ゆっくりと読むだけ。
    でも、ちゃんと声に出して読む。
    ぼそぼそと読むぐらいだったら、初めから読まない。


    読む順序としては、お遍路の解説本に従って、
    1.「うやうやしく御仏を礼拝たてまつる~」 チリ~ン(鈴)
        ちなみに私の鈴は、登山の時に使う熊除け用の鈴 ☆\(ーーメ)
    2.開経偈(かいぎょうげ) チリ~ン   
        これはお経をはじめる時に読む七言絶句。
    3.般若波羅密多心経(はんにゃーはーらーみーたーしんぎょう) チリ~ン
        「色即是空、空即是色」の名句で有名ですね。  
    4.御本尊の真言を三回唱える。  チリ~ン
        さっきの「なうぼう…」
    5.光明真言を三回。 チリ~ン
        光明真言もサンスクリット語の音読みなので、
        意味は私にはわからない。
    6.「南無大師遍照金剛」(なむだいしへんじょうこんごう)
        お大師様の宝号を三回。チリ~ン
    7.回向文(えこうもん)
        これはお経の最後に唱える誓いの一文みたいなもの。
       

      チリ~ン、チリ~ンと鈴を二回鳴らしておしまい。


    こう書くと長そうに思うけど、全部で10分もかからない。


  次に大師堂に移動。
    四国八十八箇所には、本堂と共に必ず弘法大師を祀る大師堂がある。

    ここでも同じ所作を繰り返し、
    お経は4の御本尊の真言だけを省いて唱える。

  信心もない癖にこのような所作を私が丁寧に行うのは、
  お寺では、お寺にもっとも相応しい時間の過ごし方をしたいと思うから。

  その後、お遍路のガイドブックを開き、各お寺の名所や見所を確認。
  一つ一つ確認し、本堂・大師堂・山門などと共に写真に納める。

  ちなみにここは昔、山を焼き尽くす幻影を見せる大蛇が住んでいて、
  弘法大師がその大蛇を法力で岩に封じ込めたのだそう。
  だから、焼山寺というお寺の名前なのだ。

  
  最後に納経所に行って納経帳を差し出し、墨書受印。
    どのお寺も300円共通。
  墨守受印と同時に御本尊の姿を描いた御影という御札をいただく。
  昨年から今年の5月にかけては、
  開創1200年を記念して赤い神に梵字を書いた御影もいただける。
 
  まあ、納経帳は、今で言うスタンプラリー。
  御影の御札は、ポケモンカード集めみたいなものです。  ☆\(ーーメ) 罰当たりな奴

  これで一通り、お寺での私の所作はおしまい。
  だいたい40分弱。  

  冬の今の時期だから参拝者が少なくて、
  静かなお寺の時間を楽しめました。

  観光バスで移動する信者の団体さんと一緒になると、
  なかなかこんなわけにはいきません。
   (駐車場があることからもわかるように、
    ここは遍路道を歩かなくても、バスで参拝することもできるのです。)


  山の上にあるせいか、
  このお寺は霧が立ちこめることもあるそう。
  神社も併設されているので、修験道の雰囲気が漂う。
  厳かで清々しい感じですが、
  標高が高いためか寒い。  ☆\(ーーメ) 冬だから当たり前

  ゆっくりしたいお寺ではゆっくりするのだけど、
  ここは山の上だから、麓の宿泊先まで降りていかなくてはいけない。
  焼山寺には宿坊もあるのだけど、冬の今の季節は閉まっているし。

  再び白衣などを仕舞い、菅笠をザックに結わえ付けて、
  下山の用意をして、
 

13時50分 焼山寺を出発。

  今日の宿として予約してある善根宿に向かう。

(まだ続く)

 




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