Nicotto Town


安寿の仮初めブログ


『ポーの一族 春の夢』


萩尾望都の『ポーの一族』が再開される…。

そのニュースを聞いて、
安寿は喜びに打ち震えました。  ☆\(ーー;おおげさ

『ポーの一族』こそは、キング・オブ・マンガ。
幼き安寿の美意識と叙情性を
形作ったといっても過言ではありません。  ☆\(ーー; だからおおげさ

そして今、再開された『ポーの一族』、
その新たなシリーズ「春の夢」の単行本が発売されたので、
あたかも経典を押し頂くかのように、
厳かに読み進めていったのですが…

…何か違う…


エドガーの
少年の容姿にしては、
怖いくらい大人びていて、
聡明なんだけど、
冷めたくて物憂くて、
虚無を漂わせる佇まい。

そして愛する者のためには、
躊躇うことなく暴君となる
深き喪失感…。


アランの
可愛いけど、
弱くてわがままで、
エドガーなしでは何一つ満足にできないのに、
エドガーに反抗してみせる浅はかさ。

そんなアランなのに、
エドガーはアランがいなくなったりしたら生きていけない…
その切なさ、儚さ。

そして、この二人に関わり、
関わったことで、
自分の人生が思わぬ方向へ動き出していく人々。


この物語の主要な人間関係や流れは変わらないのですが、
しかし、物語をなんとかうまく納めようとして、
バタバタしている感じがします。
特に後半。


これが復活した『ポーの一族』?
これで『ポーの一族』の物語はおしまいなの?

だとしたら、
晩節を汚した感じがしてなりません。

もう一度、挑戦して下さいませ、萩尾望都さま。




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