動機トリック・・・犯人は
- カテゴリ:小説/詩
- 2012/02/06 14:31:35
犯人は・・・「社長です!」「何社長が?でも動機も無いしアリバイも有る・・・」
「いえあれは完璧じゃないんです諸尾君の動機は口封じ石橋君は復習森田君は
口封じです」「何?諸尾が口封じだなんて?」
「はい石橋君は部屋で殺されたんでしょうそれを諸尾君に見られてしまった石橋君の
死体を東京湾に運んだ後睡眠薬で諸尾君を眠らせて犯行におよんだ森田君は
僕は犯人を知っているって言葉が命取りになりました。」
「待て諸尾が死んだ時社長はみんなと一緒に居た筈だ」
「社長は殺人タイマーいわば仕掛けをしたんですビデオデッキと棚電源コードで」
「ほうで?どうやって?」
「まず棚のネジを外しヒューズで固定しますそして電源コードとヒューズをつないで
置きますそして録画時間の8時にビデオデッキは動き出し作動しますそうすると
電気の熱でヒューズが溶け出し諸尾君の頭部に直撃する訳です。」
「成程・・・じゃあ後の2人は」「2人にも社長は証拠を残してます。」
「石橋は?」
「石橋君の時は背丈です運転席が妙に前に出てたでしょう?あれは社長の背丈に
ぴったりなんですよ」
「ほう・・・森田は?」
「利き腕ですあのロープ警部は妙に気になってましたね?あれは左利きの結び方
なんですよ思い出してみて下さい社長室のスタンドの位置を右に置いてありましたね?右利きだと逆に置きます手が影になりますから・・・左利きは社長だけなんですよ」
「成程・・・しかし何で富野社長は殺意を抱いたんだろう?」
「沙代子さんの事でしょう富野社長は石橋君を許せなかったんですよ」
その時
「樫畠さんがこんな鋭い方だったとはね・・・」
社長ゆっくり口を開いたそして自白した
「狙いは石橋だった小夜子の自殺で小夜子の遺したブローチのイニシャルで
自殺に追い込んだのは石橋とそして事件当夜小夜子に詫びてくれ
美沙子から手を引いてくれしかし石橋は知らないと美沙子口説くの辞めない・・と
そしてそんなので落ちる女が悪いんだと笑って
気がつくと石橋を殺してしまった。
それを諸尾君に見られてしまいました。私は直ぐ死体を隠し
東京湾に車ごと捨てました
諸尾君は何が起きたか判らなかったと思いますしかしいつ何言い出すか
判らない美沙子の顔が浮かびました私は睡眠薬入れた御茶を差し入れて
眠ってる間にトリック仕掛けましたトリックは石橋が冗談交じりで聞いたんです
上手く行くか不安でしたそれともう一つの誤算は森田君でした
僕は犯人を知っているの言葉が気になって部屋を訪れましたが
彼は気絶してました。
順次との言い争いが原因とは知りませんでしたが・・・
今は若者の命奪った事を深く後悔しています
・・・が石橋を葬ったことだけは後悔していません!
・・・美沙子に澄まなかったととお伝え下さい・・・後は裁きを待つのみです・・・」