【今週のまとめ】アキラはオーナーの塩谷から、知り合いの娘・ユリアを無理やり押し付けられ、面倒を見ることに。無邪気でわがままなユリアに皆振り回されるが、アキラはユリアがネットで自殺サイトを見ていたことに気づく。そしてユリアの誕生日の翌日、ユリアは携帯電話を置いていなくなる。携帯には自殺サイトでチャットしていた相手から「計画通り決行するしかない」という内容のメールがあった。アキラと憂夜はユリアが若い男性のワゴン車に乗り込む所を目撃。そしてインディゴにユリアを誘拐したという電話がかかってくる。要求は、450万の身代金をユリアの両親に持ってこさせるというものだが、両親とも海外に出張していて連絡が取れない。仕方なくアキラと刑事の柴田が代わりになるが、両親でないことが見破られ、犯人は現れなかった。アキラ達はこの誘拐がユリアによる狂言であると推理するが、犯人から再び電話があり、今度は本当にユリアがいなくなったので、探してほしいと言ってきた。ユリアは両親との思い出の場所で保護され、インディゴに連れ戻される。そこに留守電を聞いた母親が帰国してきて、誘拐が狂言と知って一方的に娘を責めたため、ユリアは再び店を飛び出してしまった。そのユリアを、少女売春の斡旋などの悪事に手を染めている元ホストの男が尾行する。

【感想】まず先週の事件ですが、やはり母親でしたね。そして、ジョン太が女に追い詰められた所なんですが、あそこ、特撮によく出てくる場所なんですよね。同じ所なのかどうかわかりませんが、川があってそこに鉄骨の機材が突き出してるとこ。船の積荷を積んだり回収したりする設備なんでしょうか。いつも同じ所なのか、あちこちにああいった施設があるのかちょっと気になります。そして今週ですが、ま　た　狂　言　誘　拐　かといった感じですね。先々週も狂言誘拐ネタだったので、ちょっとおなかいっぱいかも…。そんでもって、あまり推理する部分もないですね。これで最後に大どんでん返しとかあったらすごいと思いますが…。あと女の子もあまり可愛くないなぁ。もうちょっと可愛い子だとわがまま言っても可愛げがあるんだが。まぁ顔のことはあまり言わんときましょう。アキラがユリアの母親にぶつけたタンカはスッキリできましたね。まぁ知り合いに預けたつもりがホストクラブに預けられてたら、怒る気持ちもわからないではないですが、知り合いに子供預けて海外に行くって感覚の方がよくわからんです。普通は親戚だよなぁ。なんか学校行ってる風にもなかったし…。ちょっと今週はイマイチかも。せめて先々週のネタと離してやればよかったのに。

木下部長とボク
日テレ　木曜夜０時くらい～
【あらすじ】何故か越前商事のコンペの参加権を射止めてしまった木下部だが、屋上では騒音にジャマされてろくに会議もできない。同じくコンペに参加する君島部は、着々と準備を進めており、木下部の部員は焦るが、相変わらず部長だけはどこ吹く風で、まったくコンペの準備を手伝おうとはしなかったというか、手伝わない方がいいと皆知っていた。
【感想】相変わらず超マイペースな木下だが、部員も熱心な人とプチ木下みたいなのの2種類がいるみたいだ。そして他と比べて特別優秀というわけでもないが、かといって特に劣るということもないようだ。確かに介護用品なんてものは、斬新な売り方ができないから、どれだけ知恵を絞ろうと、結局似通ったものになっちゃうわな。前回と今回見ていて思ったのだけど、木下部長はサラリーマンのツボみたいなのを心得ていて、それを巧みに利用するわけではなく、もし相手が自分だったらという考え方で、自然体で気を遣っているように見受けた。プレゼンというとつい自分たちがどんだけ素晴らしいことを考えたか、相手に一方的に押し付ける感じになってしまう。プレゼンだけでなく、結局なんだってそう。才能を発揮したい、お金を稼ぎたい、地位を得たいなどの欲望にばかりかられると、つい目の前の相手が同じ人間であるということを忘れて、攻略したい屈服させたい支配したいとか、考えずともそういう姿勢をとってしまうことがある。だけど、相手だって同じサラリーマン。人間関係に泣くこともあれば、疲れてしんどいこともある。木下部長の少し非常識とも思える気遣いは、プレゼンがじりじり照りつける太陽だとすれば、乾いてひび割れた地面にすっとしみこむ通り雨のようなものなんだろう。もちろんたまたま幸運だっただけで、こういうやり方がすべてに通じるとは思わない。これからどのように見せてくるか楽しみだが、このドラマはあまり小難しいことを考えずに見るのが本来の見方なので、ぼーっと見ようと思う。