Nicotto Town


シン・ドラマ汁


ドラマ【警視庁失踪人捜査課】

警視庁失踪人捜査課
テレビ朝日 金曜夜9時~
【あらすじ】売れっ子の女流推理作家・木下薫が、ベストミステリー賞受賞記念パーティに出席後、忽然と姿を消した。パーティ会場のホテルマンの話によると、ホテルに入る時ファンに囲まれたは、何者かを見てびっくりした様子で、帰りはタクシーを呼ばずに歩いて出て行ったという。セレブで有名なは豪邸に1人で住んでいたが、部屋が通販の商品で散らかっていたり、ジャンクフードが買い置きしてあったりして、実像はセレブと少し違うことがわかった。捜査に来た高城明神に、の弟・は、姉は見栄っ張りだったので、こんなに家を散らかしたまま自ら失踪するなど考えられないと言う。高城はベッドサイドに電話番号が書かれたメモを見つけ、そこに電話してみたが、通じなかった。

【感想】ちょっと内容を盛り込みすぎましたね。2時間ドラマなら余裕を持って描けた上、雰囲気も充分盛り上げられたと思うんだけど、1時間じゃ短すぎました。(実際は43分くらいだしね)容疑者が弟、元恋人、ストーカー、編集者と4人も出てきてそれぞれの描き方があっさりしていたので、どれが犯人か目星がつけづらかったし、ピアノバーの殺人放火事件も説明不足。最後に犯人にたどりついたのもなんでかよくわからなかったし、その動機も犯罪の工程もよくわかりませんでした。本人が引き出していたという500万が何に使われたのかよくわからないし、何故真犯人がピアノバーにいた女性2人を殺害するにいたったのかも、よくわかりません。もし、最初から昔薫と同級生だった女性を薫に仕立てるつもりなら、薫がその夜その女性と会うことを知っていなければ無理ですし、第一ミステリー作家担当の編集者が、DNA鑑定で簡単に本人かどうかわかる現代、こんな稚拙な犯罪を実行するとは思えません。ストーリー自体は面白かったんだけど、、いらない部分(例えば元恋人など)をバッサリ切って、核心部分のストーリーを丹念に描いてほしかったですね。時間は決まってるんだから。とはいえその元恋人が斬鬼さんだったわけで、切られたらそれはそれで悲しいものがありますけどw また今回、失踪人本人ではありませんでしたが、殺人の犠牲者が出てしまったのは非常に残念です。やはりミステリーは殺人がないとドラマチックにならないのか? ただ、ラスト近くで高城が、正気を失った薫をしっかり抱きとめて宥めるシーン、よかったなぁ。どうもこのドラマの沢村はちょっとかっこよすぎますね。




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.