ドラマ【ビブリア古書堂の事件手帖】
- カテゴリ：テレビ
- 2013/02/26 17:23:58
【あらすじ】栞子は太宰治の『晩年』を抱えたまま、病院の屋上で笠井と対峙していた。駆けつけた大輔は２人の間に割って入ろうとするが、笠井の手には鋭いハサミが握られていて身動きがとれない。半年前、文学館で『晩年』と対面して以来、再会できる日を夢見てきたと言う笠井は、『晩年』を手に入れるためならどんな犠牲を払っても構わない、と鬼気迫る表情で栞子に詰め寄る。
【感想】あーなるほどねー。すべては策略だったのか。どうやって気絶している間に運び込まれた病院に、晩年の初版本とレプリカを持ち込んだのかはともかくとしてｗ だから先週、何故屋上なんかに逃げたのか不思議に思ったんです。ただ、映像では栞子が偶然屋上で転んだため、ショールが下に落ちたように見えましたが、本当は笠井が下を通るタイミングで落としたってことですよね。だってそうじゃなきゃ笠井は栞子が屋上に逃げたことを知る手段はありませんからね。栞子が本を燃やした時、これレプリカ燃やせばよかったんじゃないの？と思ったんですが、本当にレプリカだったとはｗ 考えてみれば、タバコを吸わない栞子が、ライターを持ってたこと自体、おかしいんですよね。最初から燃やすつもりでいたわけだ。レプリカが２つあり、１つは専門家が見ればすぐにレプリカだとわかるようにし、もう１つは極力本物に似せていたところは、なるほど面白いトリックだなと思いました。笠井は燃やされたレプリカを手に取って見たわけではないので、さすがにレプリカであることを見抜けなかったんですね。しかも古書堂でいかにもレプリカというような本を見ているため、レプリカは１つだと思い込んでしまった。自分が頭がいいと思っている人間の裏を書くいいトリックだったと思いますよ。その後、アラタが出てきたところはイマイチでしたねぇ。さすがに家がわかったのはリアリティに乏しかったです。たまたまその家が一軒家だったからいいようなものの、もしマンションの上の方とかだったら、わかりませんよね。日に焼けているからといって、方角も決まったわけじゃない。南向きだから焼けることもあれば、西日で焼けることもあるでしょう。方角で思い出しましたが、ビブリアって結構日の光が入ってますよね。古書店は大抵日に焼けるのを嫌って、神田の方の店なんかほとんど北向きになっているそうです。あんなに日が差したらまずいだろと思うんですがｗ ところで今回、栞子が結構大輔に気を使っているのを確認できました。「たかが本」と言ってしまったことを、大輔は謝っていましたが、栞子はそれを冷静に受け止めていましたね。コレクターにもいろいろいて、自分が好きな物は絶対普遍的な価値があるものと思いこんでいる人と、興味がない人にとってはまったく価値がない物であることを理解している人がいると思います。栞子は後者ですね。そして大輔が母親に関して質問した時、つい腹を立てて不機嫌になってしまいましたが、大輔が帰ろうとするのを見て、つい嫌われたと思っちゃったのかもしれないですね。このへんは女性の心理の描き方がうまいなと思いました。ひょっとして最終回、大輔は本を読めるようになるかもしれませんね。
まさか笠井が屋上から飛び降りようとするとは、思っていなかったとか？
もしくはそれすら計算済みだったとしたら…。何しろあの母親の娘ですからねｗ
まぁ実際屋上から飛び降りたとしても、自分がケガするだけで
本が助かるわけではないですから、飛び降りるとは思わないよなぁ…。
> どらあんさま
熱狂的なコレクターの前で、その品を「たかが」というのはマズいです。
あなたが大切なものより、命はもっと大切なのだよということを伝えた方がいいですね。
母親の突然の失踪は、何か事件に巻き込まれたとしか思えないですねぇ。
まるでマリー・セレスト号のような姿の消し方ですよね。
ところで、栞子は、ただものではないと思うのですが・・・・その母親もすごいですね。また、突然の失そうも気になりますね。今後の展開に期待がもてそうです。
完全に冷静さを失っていた笠井が本を追って屋上からダイブしてたかもしれませんよね。
大輔がその危険性があった事について、窘めるのかと思ったのですが、全然なし…。
何となく釈然としなかったのは私だけでしょうか(^^;)。