Nicotto Town


シン・ドラマ汁


名教授と名授業/ドラマ【科捜研の女】

子供の頃は嫌いな授業はあれど、特に好きだった授業はなかった。

今思えば図工とか美術とかもっと楽しめばよかったと思うのだけど、

子供の頃から面倒くさいことが嫌いなので、そういうわけにもいかなかった。

唯一面白い授業だと思ったのは、大学の時、後にゼミに入ることになる教授の

まるで講釈師が語る立て板に水を流すような語り口の、関が原の戦いの授業だった。

元々その教授の授業は面白く、だからゼミにも入ったんだけど、

私は江戸時代の民俗に興味があり、その教授の分野は戦国時代だったから、

ちょっと合わないけれど、そういうの抜きにしてこの人しかいないと思わせるくらいの、

迫力のある授業だった。

国立大学の教授を経て、私の通っていた私大の教授に招かれ、

当時すでに70代だったから、もう生きてはいないだろうなと思うけど、

あの教授が坂本龍馬なんて大した人物ではない、彼がいなくても同じことをする人物が

すぐに現れただろうと断言したのが、すごく印象的だった。

当時も坂本龍馬に憧れ崇拝する人が多かったからね。

歴史を自分のものにしている人物の発言という感じでしたよ。

やはり教授になるような人物と、そのへんの小中学校の先生とを比べるのは、

ちょっとかわいそうというか、無理があるよね。


科捜研の女 最終回
テレビ朝日 木曜夜8時~
【あらすじ】京都市内の公園で、男の刺殺体が見つかった。被害者は警視庁上野毛署の刑事・郡侍で、京都府警捜査一課の管理官・芝美紀江のかつての部下だとわかる。その直後、美紀江が現場近くの寺の階段下で倒れているのが発見される。美紀江は意識不明で目撃者もおらず、転落が事故なのか事件なのかわからない。そんな中、郡侍の爪の中から採取したDNAが、半年前に東京・上野毛で起きた“上野毛ストーカー殺人事件”の現場で見つかった毛髪のDNAと一致する。

【感想】最終回(といってもまた来年やるでしょうが)の今回は、なんと櫻井氏の脚本。まぁ以前からたまに櫻井氏も書いてるんですけどね。そのせいか、被害者遺族の無念さが印象的なストーリーでした。櫻井氏の脚本にはちょっと特徴があって、まず社会派的な本が多いのはもちろんですが、被害者遺族や加害者家族の心情を描くことが多いことも特徴の1つですね。ちなみに芝管理官が登場した第12シリーズの初回も櫻井氏の脚本。自分が作ったキャラの落とし前をつけましたねw 芝管理官は今シリーズのみのキャラクターだったんですね。ストーカー殺人事件で被害者の部屋に残されていたDNAが死んだ刑事の遺体に残されていた。とくれば、ひょっとしてストーカー殺人までそのDNAの持ち主が犯人じゃないかと思ったのですが、さすがにそれは違いましたね。すでにその殺人事件の犯人は公判中なので、他人が犯人だったとなれば、冤罪事件に発展して1回では終わりそうにないですしねw 正直、あの会社の先輩だったか上司だったか、あの男性が出てきた時点で、あ、こいつ怪しいなと思いました。ミステリードラママニアなら、誰しも思ったことでしょう。何故なら他の人が犯人の場合、あの下りはまったく必要がないからです。まぁブラフの場合もありますが…。一見動機がなく、東京に住んでいて、まったく犯人ではないと思われる人物が犯人であるとわかったのが、科学捜査の結果というところが、いかにも科捜研らしいなと思いました。しかしあの犯人も、住居侵入と殺人とでは、どちらがより自分の人生をダメにするかわかりそうなものなのに…。微罪をばらされたくないがために、大きな罪を犯してしまうのは、本当にバカらしいですよね。それに今はもうストーカー被害者の女性も死んでしまっていないのですから、相談を受け一度だけ部屋に行ったとでも言ってごまかせば、何とか乗り切れたと思うのですが。なので動機の点でちょっと納得がいかなかったかな。あと、東京の人が東京の刑事を殺すのに、京都で殺した理由もよくわかんなかったですね。事前に刑事が京都に行くことを知っていれば、自分が疑われないよう、京都で殺害する計画を立てる可能性もなくはないですが、今回の場合刑事が京都に行ったのは、芝管理官に呼び出されて急に行くことになったんですよね。それで京都まで尾行してそこで殺害ってのは、ちょっと現実的じゃなかったなぁ。芝管理官が東京から異動してきたという設定が、ちょっと仇になった感じですね。大阪くらいならまだありえるかなと思うのですが。あと今回、色彩認証でしたっけ? これは初出かな。いろんな科学捜査があるのだなぁと感心しました。実際こういう捜査が、警察で行われているのかどうか、気になるところですよねぇ。

アバター
2013/03/20 12:57
あの、病室で寝ているところを襲われて、自力で撃退したのはすごかったですねw
警察学校出た警察官なら、ある程度護身術や格闘技を覚えているので
不自然ではないですが、管理官クラスはキャリア官僚なので、
個人的に何かやってるとしか思えないですねw
殺された刑事は、相棒によく出てくる保身しか考えてないタイプの人間でしたね。
個人の保身が組織の体面を守ることにつながるので、
隠ぺい工作が後を絶たないんですよねぇ…。
アバター
2013/03/17 09:59
権藤さんが殉職して、新しい管理官も移動になってしまい、ちょっと寂しいシリーズでしたが…
女性のキャリアって厳しいなぁと改めて、感じました。
甘えのない芝管理官、ステキだけど、イタイような…
2度も襲われても強いなぁ…
殺された部下の男性、自分の怠慢を恥じる事無く、謝罪の気持ちはナッシング、
新事実発見に有頂天で…この傲慢、救いようがない…
被害者遺族の無念さ、警察不信感、強烈です…
科捜研のみのストーリーでなくなってました…



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