Nicotto Town


シン・ドラマ汁


2013年4月期ドラマ総決算

雨があまり降らない!(挨拶) 梅雨だ梅雨だと思っていたら、もう6月も終わりですね。さて、最後のドラマ「でたらめヒーロー」が昨日無事終了したので、4月期の総決算をアップします。
今期から、独偏賞の各候補作品を、今のうちに決めておきます。年末にまとめて決めるのでは、どうしても後から見たドラマが有利になってしまうのでね。

※独偏賞についてはこちらを… http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=314399&aid=46822373
※あとがきはコメントに回します。

●10位
ダブルス~二人の刑事 テレビ朝日 木曜夜9時~
元々そんなに期待はしてなかったのだが、びっくりするほどつまらなかった。恐らくあぶ刑事あたりをモデルにしたのだろうが、キャラがそこまで立ってないし、ストーリーも平易すぎてミステリーマニアには退屈だった。ダブルスというわりに2人の個性が際立っておらず、ピンでも充分だったように思う。最終話だけはちょっと面白かった。いつもこのくらいのクオリティならもうちょっと評価が高かったのに…。


●9位
妻はくノ一 NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
見るつもりはなかったけれど、ちょうど暇なんだよね…いつもこの時間。ストーリーもイマイチ興味が持てるものではなかったが、いいシーンがないわけではなく、毎回差し挟まれるミステリー的なサブストーリーも楽しみだったけれど、メインストーリーの比重が重すぎて、余興程度だったのは残念。終わり方は近年記憶にないくらい最低で、悪い印象しか残らなかった。原作は読んだことはないけれど、もうちょっと原作に愛を持ってドラマ化してほしかったなぁ。
※時代劇・歴史ドラマ賞候補

●8位
刑事110キロ テレビ朝日 木曜夜8時~
よくも悪くも昭和的。中高年向けだが枠にはぴったり合っていると言える題材。いい回もあったが、マンネリなパターンにハマった回も多く、それだけならまだいいが、主人公のデブ属性を活かしきれているとは言えなかった。コメディ的な部分は結構よかったと思うが、もうちょい比重が多くてもいいと思う。もし続編があるなら、グルメ的な要素をもっとふんだんに入れた方がいいと思う。あと個人的な好みを言えば、1課の刑事のメイン回が欲しい。

●7位
TAKE FIVE TBS 金曜夜10時~
日本のドラマにしては珍しく、ルパン三世を思い起こさせる泥棒が主人公のドラマで、前半はひたすら盗みに入るシーンが面白かった。後半はメインストーリーの比重が高くなり、少しダレたが、意外性より整合性を重視した最終回の展開は結構好感触。ただ全体的に見るとどの層をターゲットにしているのかわかりづらく、ストーリーも面白くないわけではないが、一味足らない印象で、隠れた名作になりきれなかったドラマと言えよう。

●6位
遺留捜査 テレビ朝日 水曜夜9時~
今期は水9に返り咲きしたが、シーズン1より数字を落としてしまったのが残念。内容的には今までで一番よかったように思うが、八嶋と岡田がレギュラーから外れたのはちょっと痛手。主役のアンチテーゼとして新たに西村が加わり、甲本がレギュラーに戻るも、フレッシュさには欠ける結果となった。こうなると次に誰がアンチテーゼとなるのか気になるところだが、次シーズンが可能な視聴率をクリアしてないような気がする。大丈夫なのか、遺留…。
※ヒューマンドラマ賞候補

●5位
お天気お姉さん テレビ朝日 金曜夜11時15分~
クールビューティーである晴子に、武井咲がぴったりとハマっていて、なおかつミステリーとしても気象学で謎を解くという手法が新しく、なかなか楽しめた。また佐々木蔵之助の存在が光っており、佐々木希と壇蜜という爆弾を抱えながらも、何とか乗り越えていたように思う。去年の都市伝説の女のような感じで、毎回気軽に楽しめるエンターテインメントだった。最後の晴子の告白は蛇足だったな~。
※主演女優賞候補

●4位
潜入探偵トカゲ TBS 木曜夜9時~
とにかく初回が神回で、期待して見たのだが、凝った設定に脚本がついてってなかったのか、翔太のコスプレドラマに成り下がった回が多かった。潜入探偵と銘打っているのだから、もっと各回取り上げた業界の内情をよく調べ、納得のいく潜入シーンをもっと作ってほしかった。正直メインストーリーは不要。潜入探偵なのに潜入を一切してない最終回もイマイチ。裏に刑事物が来るという不運もあり視聴率は奮わず。何かいろいろと惜しい感じだった。翔太ファンなのでご祝儀でこの順位。

●3位
家族ゲーム フジテレビ 水曜夜10時~
見る気はなかったけど見てしまったドラマの1つなのだが、これは当たりだった。名作映画のリメイクという大きな鳴り物入りで、多少力みすぎなところはあったが、心配の種だった櫻井の演技も悪くはなく、作品全体からも面白いものを作ってやろうという意気込みが感じられた。視聴率的にはイマイチだったが、このドラマはもっと評価されていいと思う。また効果的なBGMの使い方も印象に残った。
※ホームドラマ賞/特別賞/主演男優賞/音楽賞候補

●2位
でたらめヒーロー 日テレ 木曜夜11時58分~
あまり期待はしていなかったのだけど、3回目くらいからぐっと面白くなり、展開的にはベタだったが、セリフや心理描写などで魅せるタイプのドラマだった。ジャンルが難しいが、恋あり友情ありお色気ありスリルありホロリありの、青春ドラマだと思う。とにかくキャラクターの立ち具合が尋常じゃない。伏線を丹念にほぼすべて回収した脚本も素晴らしかった。深夜にはたまにこんな珠玉の作品が転がっている。これでようやく私は佐藤隆太アレルギーから解放されそうだ。
※コメディー賞/深夜賞/特別賞/主演男優賞/脚本賞候補

●1位
ガリレオ フジテレビ 月曜夜9時~
そろそろネタギレなのか、似たようなトリックがあったり、物理とあまり関係ないエピソードもあったりと、ミステリーとしては前作に劣る部分もあったが、個人的には新キャラの岸谷が気に入ったり、毎回今日はガリレオあるな、とワクワクさせてくれたりと、ドラマとしてはなかなかよかったと思う。やはりこのワクワク感は何物にも変え難い。福山は龍馬伝を越えて俳優として成長した感触。柴咲主演のXXも本編とは趣が違うが力作だった。
※大賞/ミステリードラマ賞/主演男優賞/助演女優賞/音楽賞候補

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2013/06/29 16:00
あとがき
今期は、前人気上々のガリレオに引っ張られ、わりと好調期だったと思います。というわけで、前シリーズよりは数が落ちましたが、やはりガリレオは抜かせませんね。世間的には次によかったのは、尻上がりに数が上がっていったラストシンデレラだと思うのですが、篠原涼子の三角関係に私が興味あるはずもなく、当然見ていませんw とはいえ2位のでたらめヒーローは、完全にダークホースでした。3位の家族ゲームも、最初は見る気がなかったので、ガリレオ以外の順位は自分でも意外な結果になったと思っています。正直、でたらめヒーローと家族ゲームの順位は、ガリレオも絡めて相当悩みました。ガリレオが1歩抜け出したのは、やはりミステリーマニアの私の性と、毎回放映日はワクワクしてしまう期待感が決め手でしょうかねぇ。2位3位は同率2位としてもいいくらいでした。でたらめヒーローを上にしたのも、さして理由があるわけではないです。なんとなく、ですかね…。
それ以下も、4~5位のトカゲとお天気、6~7位のTAKE FIVEと遺留捜査も接戦でした。遺留も結構ハイクオリティだったので、7位なのが不思議なくらいです。感覚的には4~5位くらい。それだけ今期はいいドラマが多かったですね。このへんは数字がついてってない感じでしたが。8位の110キロはまぁ、不動ですね。重いしね。7位以上と9位以下とは厳然たる差があります。
ということは、8位以下はクソですw まだいい見所があったくノ一はさすがにクソと言い切るのは少し可哀相なところもありますが、ダブルスは本当にクソ。最終章はちょっとよかったものの、これが梅ちゃん先生を書いた人の本?てくらい酷かった。刑事ドラママニアのあまり文才がない中学生が書いてみました程度の内容でした。毎回差し挟まれる、主役2人のシャワーシーンも謎だったし…。よほどネタドラマ賞候補にしてやろうかと思いましたが、それほどのインパクトもなかったのでやめましたw



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