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シン・ドラマ汁


ドラマ【花燃ゆ】

花燃ゆ
NHK 日曜夜8時~
【あらすじ】伊之助の奔走により、野山獄から出獄した寅次郎が、杉家の預かりとなって帰ってきた。は、家から出ることができない寅次郎に、塾を開いてはどうかと勧める。寅次郎は人に教えることなどできないと、あまり乗り気ではなかったが、は塾生は自分が集めるからと、町へ繰り出す。しかし、興味を持つ人はいくらかいたものの、罪人である寅次郎に教えを請いたいという人はなかなか現れなかった。そんな時、宮部鼎三から寅次郎のことを聞いた久坂玄瑞から、寅次郎に手紙が届く。手紙を読み感心した寅次郎は、早速返事をに持っていかせるが、内容は玄瑞の手紙を真っ向から否定するもので、玄瑞を怒らせてしまう。

【感想】今回は、松下村塾に集ま若者たちが次々と登場しましたね。受け売りですが、高杉晋作、久坂玄瑞、吉田稔麿、入江九一が塾の四天王と呼ばれ、特に高杉と久坂は双璧と言われるほどの優秀な塾生だったようです。ただ、以前も書いたように、実は松下村塾を開いたのは松陰ではなく叔父の文之進で、松陰は野山獄を出てから3代目の塾頭に就任しました。野山獄前までに、誰が塾で学んでいたかはちょっとよくわかりませんでした。松陰がここで学んだのは確実とは思いますが、他がわかりません。今回文之進が自分の長男を教えていましたが、恐らくそんな感じで親戚の子を集めて教えていたのかな、と思います。
玄瑞が宮部と会っていたのは、九州に遊学していた時のことで、実はそれ以前に別の人物から松陰への弟子入りを勧められていたようです。今回あった、手紙のやり取りは本当あったことのようですね。玄瑞が杉家に殴りこんだのはさすがに創作だとは思いますがw 玄瑞自身はなかなか自分の考えを改めようとしない、頑固な人物だったようです。しかしまたそこが気に入ったんでしょうね。すぐに他人の言うことに従うような人物には、己というものがない。相手の言うことを丸覚えするだけで、それを自分の意見のように語ってしまう。しかし頑固な人物は、なかなか自分の考えを曲げようとしないので、その分相手の意見をたくさん聞くことができるし、自分の考えを相手にぶつけることで、考えを深めることもできる。この文通は、そういうことなんでしょうなぁ。つまり、松陰は玄瑞の知識だけでなく、骨があるところも認めたんでしょうね。松陰の文に激怒し、怒りで全身を震わせながら文をしたためる玄瑞、なかなか面白かったですねw
今年の大河は人気がなくて視聴率も低調。視聴率的には奮わなかったけれど、話題を振りまいた昨年の官兵衛とはえらい違いです。でも、つまんない回もあるけど、私は結構楽しんで見ています。やっぱり幕末って面白いし、隣の県でこんなことがあったんだと思うと、なんかわくわくしますね。最初の方のスイーツ大河的な部分だけ見て、こりゃだめだと脱落した人にも、もう一度ちゃんと見てほしいものです。NHKも、宣伝がまるでだめだと思います。自分でイケメン志士とか言っちゃだめでしょw 女性が主人公だから女性にアピールしたいのはわかるけど、そういう言葉を聞くたびに、逆に大河が貶められているような気がして、あまりいい気分ではありません。視聴者を呼び戻すには、男性の視聴に耐えうる男気のある大河であることも、アピールしなければならないと思いますね。




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