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シン・ドラマ汁


ドラマ【ど根性ガエル】

ど根性ガエル
日テレ 土曜夜9時~
【あらすじ】ど根性で京子と結婚すると宣言したひろしだが、相変わらず働こうともせずダラダラしているのを母ちゃんに見咎められ、ケンカになった勢いで家出してしまう。金がないため、五郎に借りに行くが、五郎は頑として貸してくれない。腹が減ったひろしは、今度は通っていた中学に乗り込み、給食を食べさせてもらう。その後校庭でダラダラしていたところ、ゴリライモゴリラパンの販売車に乗ってやってくる。かけっこや鉄棒など、ひとしきり勝負をして全敗したひろしは、販売車に乗り込み、ゴリライモが止めるのも聞かず、借りると言って乗って行ってしまう。

【感想】あーわかった。このドラマに似ているもの。最初は、Tシャツに貼り付いたピョン吉の自然な動きとか、満島ひかりの声優顔負けの声の演技とか、ヒロインに見えない前田敦子とか、そういう表面的なことにばかり目が行きがちだが、2回目を見てみて、私が個人的にこのドラマから嗅ぎ取っているニオイみたいなものがわかったのである。
そう、これはまるっきり寅さんの世界なのである。調子のいい江戸弁、情に厚い下町の人間模様、働きもせずダラダラしているのにお調子者で気が短くプライドばかり高い主人公。ヒロシの性格は、まんま寅さんをベースにしてるように思える。実は私は寅さんシリーズは結構好きで、積極的に見るほどではないけれど、BSなどで放映してたらついついチャンネルを合わせるくらいは好きなのだ。でも好きになったのはここ数年くらいで、たまたまテレビで他に見るものがなくて寅さんの映画にチャンネルを合わせていたら、意外と面白かったからである。義理人情が描かれているのは元からわかっていたけれど、寅さんってあんなんで意外と自分はダメ人間だってわかってるのね。でも、自分じゃどうしようもない。家にいると家族に迷惑をかけるから、たまにしか帰らない。そういうところが、今回働くことに抵抗を感じるヒロシとダブって見えた。また、パンを売っている時の調子が、テキ屋の寅さんそっくり。マツケンは寅さんを見て演技の勉強したんじゃないかってくらい。寅さん好きなら、ちょっと不思議な下町の人情物語として見られるんじゃないかと思った。
とまぁ、ストーリー面では岡田惠和が書いているだけあって、あまり不安はなく、こういう人情物が好きな人には向いていると思う。今回も、そういう人情物的なところがある一方で、ゴリラパンの販売車に一台一台GPSがついているなど、今時なところもあり、このギャップが何とも言えず、不思議な空気を醸し出していた。ただいただけなかったのは、車が田んぼに落ちそうになったところ。あのシーンは別にいらないだろう?w 恐らくクライマックス的なシーンが欲しかったから入れたのだと思うけど、京子ちゃん、何故サイドブレーキを引かない?w 多分車を運転し慣れていないヒロシが、サイドブレーキをかけ忘れて車を止めたのだと思うけど、よく考えるとヒロシが車を止めたのはかなり前。時間的には京子の方が怪しい。まぁそれはいいとして、ヒロシとピョン吉が車を支えているのだから、京子は一緒になって支えるのではなく、ドアを開けてサイドブレーキを引くべきだよね。またその後、サイドブレーキかけ忘れが一切不問だったのも、なんだかなぁって感じだった。ていうかヒロシが免許を持っていたのも意外だった。いつも持ってるの? でなきゃ免許不携帯になるよねw
一方、ヒロシが田んぼで働いた後、農家の人にまったく出鱈目の話をしていて、それをピョン吉と京子が聞いていたシーンは面白かったなぁ。特にピョン吉の表情が面白かった。CGだけど平面だから、表情はアニメだよね。そのへんが3DCGキャラと違って、表情が豊かな要因だと思う。まだまだCGは手描きに勝てないね。手描きって言っても、パソコンで描いてるんだろうけどねw




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