Nicotto Town


シン・ドラマ汁


<最終回>貴族探偵 感想文

貴族探偵 #11(最終回)
フジテレビ 月曜夜9時~
▼事件の手がかり
前回、何者かに背後から殴られ昏倒した愛香を、貴族探偵が運んでいるというのがラストでしたが、
やはり愛香は生きていて、貴族探偵は愛香を介抱するため、自分のテントに運んだのでしたね。
まぁ愛香は主人公に限りなく近い二番手なので、死ぬはずがないですからねw
で、星見荘には警察の捜査が入り、具同弘基と有岡葉子が死んでいるのが確認されました。
警察と貴族探偵の使用人たちが捜査したところ、以下の事実が分かりました。
・弘基も葉子もそれぞれの自室で、その部屋にあった星座の像の台座で殴られて死んでおり、争った形跡はない。
・両方の部屋には指紋が拭き取られた跡が多数見つかった。
・葉子は右肩を脱臼しており、後ろから右手を捻られ拘束された状態で、正面から別の人物に殴られたと見られる。
・葉子の荷物の中から、弘基と奈和がしていた去年の事故についての密談を盗聴していたレコーダーが発見された。
・葉子の部屋のティーカップ2つが使われた形跡があり、テーブルの上と椅子に紅茶がこぼれた跡があった。
・葉子の部屋には微かに煙草の香りが残っていたが、その夜星見荘に宿泊していた人物の中に煙草を吸う人はいない。
・星を見るための大きなテラスから、葉子の部屋にかけて、水滴が垂れたような跡が点々と残っていた。
・その夜雨が降っていたが、テラスで天体観測をするための備えつけのレインコートは使われていない。
覚えているのはこのくらいでしょうかね。
恐らくこれだけの手がかりでは答えを導き出すことはできないと思います。
物的証拠は何もなく、犯人の決め手は今まで登場した人物の証言のみになります。

▼使用人たちの推理
今回は珍しく、山本・田中・佐藤の使用人3人が先に推理を展開しました。
その推理は、まず葉子が恋人の恨みで弘基を殺害、部屋に戻る途中でバルコニーから入ってきた
貴族探偵と出くわし、仕方なく彼を部屋に招きいれましたが、弘基の死体を発見したが奈和が、
葉子が犯人ではないかと問い詰めるために葉子の部屋を訪れ、貴族探偵の目の前で口論となり、
激昂した葉子が部屋にあった像で奈和を襲ったため、貴族探偵が葉子を取り押さえていると、
葉子が取り落とした像で、逆に奈和が葉子を殴り殺してしまったというものでした。
つまり弘基を殺した犯人は葉子、葉子を殺した犯人は奈和、その時殺人幇助をしたのは貴族探偵、
という推理を展開するのです。しかしこれは間違っていました。
よく考えると奈和が犯人であると指摘するには、証拠がまったくないですね。

▼愛香の推理
愛香は、葉子が弘基を殺し、貴族探偵がテラスから入って、葉子の部屋に居座ったのは間違いないけれど、
葉子の殺害と殺人幇助については、使用人たちの推理は間違っていると主張します。
まず真犯人は、弘基が水上バイクで葉子の恋人・緒方と接触し、事故死させてしまったことを知っていました。
それを利用して、葉子に話を持ちかけ、真相を暴くためにと脅迫状を書かせたのです。
葉子は脅迫状の話が出た時顔色を変えた弘基の部屋にレコーダーを忍ばせました。
そしてレコーダーの会話を聴き、弘基が緒方を殺したと確信し、弘基の部屋で彼を殺しました。
しかしレコーダーにはその時にはまだ続きがあって、真犯人もその事故を見ていたことを知ります。
葉子は真犯人の部屋を訪ね、そこに真相を知っている可能性があった佳久も呼びつけます。
そしてレコーダーの会話を聴かせて問い詰め、部屋にあった像で殴ろうとしたのです。
佳久は葉子の右腕をつかんで揉めているうちに、葉子が像を落とし、真犯人がそれで葉子を殴り殺したのです。
ここまでくれば犯人は誰かもう分かりますね。そう、真希です。
真希は以前から弘基に劣等感を抱いていて、彼さえいなければ兄が具同家を継げるのにと思っていたのが動機です。
真希はまず葉子の部屋に行き、自分についての部分を削除したレコーダーを葉子の荷物に入れたのですが、
葉子の部屋から出たところで、テラスから入ってきた貴族探偵とばったり出会ってしまったのです。
なんでそんなとこから入ってくるんだよと思いましたけどねw
貴族なんだから堂々と正面玄関から入ってくればいいのにw
で、彼がいたのでは死体が移動できないからと、仕方なく自室と偽り葉子の部屋に彼を案内し、
彼が紅茶を灰皿に移して遊んだり、葉巻を嗜んだりする間、彼につきあいました。
その後貴族探偵がどうしたかは不明なのですが、彼が立ち去った後、死体を移動し、
まだ指紋を拭き取るなどの工作が終わっていない段階で、愛香に葉子の死体が見つかってしまいます。
そこで真希は、葉子の部屋の像と入れ替えようと持っていた、犯行に使った自室の像で、
愛香を追いかけ彼女の部屋の中で殴りつけました。
その後、死体と愛香が倒れているのを見つけた貴族探偵が、愛香を運び使用人に手当てをさせ、
警察に連絡したというわけです。
証拠は貴族探偵の証言のみとなります。
ただ物証がない中、愛香がどうやってこの推理に辿り着いたのかは謎ですし、
犯行を計画した本人である真希が、貴族探偵や愛香を呼び寄せた理由もよくわかりません。

▼貴族探偵の正体
推理合戦に勝利し、愛香は約束通り、貴族探偵に切子の死の真相を教えるよう要求します。
しかし貴族探偵は、そんなことは貴族のすることではないと、立ち去ってしまうのです。
その後、愛香のところに「高徳愛香探偵事務所」と銘の入った表札が届きました。
そして山本・田中・佐藤の3人がやってきて、切子の死の真相を愛香に話し始めるのです。
切子はシンガポールの企業から請け負った仕事で、政宗是正という人物から恨みを買い、
命を狙われることになってしまい、貴族探偵に依頼して、自分を戸籍上死んだことにしてもらったのです。
しかし残された愛香が心配なので、切子は事務所の隣室を借り、そこで隠遁生活を送っていました。
貴族探偵が愛香が行く先行く先に現れたのも、愛香を守るためでした。
そして貴族探偵は政宗是正と手を打ち、切子も愛香も命の心配がなくなったため、事務所は愛香に譲り、
以前からプロポーズされていたイタリアの貴族と結婚するため、イタリアに赴くというのです。
一言で言うと、なんだかなって感じですねw
結局貴族探偵は政宗是正ではなく、今もって名前も分からない謎の人物ということになります。
愛香はすべてを知って貴族探偵をデートに誘いますw
ラストシーンは愛香と貴族探偵が今にもキスをするところ。
えっ、いきなり!?て思っちゃいましたけどねw
まぁ最後まで見れなくてよかったです…(※個人の感想です)

▼総評
今回最終回は15分の延長。視聴率はイマイチだったのに延長?て思いましたけど、
このドラマに関するツイートがやたら多く、若年層には受け入れられているそうですね。
相葉の演技が酷いという噂も、たくさんの人が見ていなければ出てこない噂ですし、
中高年層にはウケが悪いのが視聴率の伸びない原因ではあれど、月9の対象層である若年層には、
受け入れられていたのではないかと思います。
ツッこまずにはいられない回も多かったですが、以前も書いたように、ネタドラマとしての価値はあったようです。
超個人的な感想を述べますと、なんでこれ大野でなくて相葉にしたの?って感じなんですけどねw
大野も貴族というイメージではないですが、相葉よりは演技がまともなので…。
大野版、見てみたかったなぁ。

アバター
2017/06/28 17:01
事務所に切子が出没していたのは、愛香が幽霊を見ていたわけでなく、
どこかに抜け穴でもあって切子が出入りしていたということでしょうかねw
貴族探偵からもらったチョコレートを失敬したこともありましたよね。
そもそも死んだふりして隠れたのになぜ愛香の部屋に出入りしてたのか。
愛香が幽霊だと思って無視するのをいいことに、からかいに行っていたのでしょうか?
アバター
2017/06/28 06:09
お疲れ様でした(^^)/

このドラマの中盤から、愛香の探偵能力をアップするよう頼まれた貴族探偵が
いつもバックアップしてるのでは~って思って観ておりましたが
師匠も死んでなくて 二人を守るためだったとは・・・
ま~、師匠、ほんとは生きてるんじゃ?!な伏線は色々ありましたけど・・・

私はツッコミながら観られた視聴者の一人ですので、楽しめました☆



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.