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<最終回>鳴門秘帖 感想文

鳴門秘帖 第10回(最終回)「秘帖の行方」
NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
▼悪役たちの末路
最後くらいは普通に感想書きたいと思います。
最終回の今回は、今まで弦之丞に敵対してきた悪役たちが次々と死亡。
生き残ったのは蜂須賀重喜くらいでした。
まず、鳴門秘帖を追うなと蜂須賀に進言した高木龍耳軒は、自ら陰腹を切って死亡。
この人の主張はずっと意味がわからず、死んだ理由もよくわかりませんでした…。
秘帖が幕府の手に渡ったらヤバいのに、何故弦之丞に煮るなと焼くなと好きにしろと言ったのか。
次に秘帖を盗み出した旅川は、船出しようとしていたところを弦之丞一行に襲撃され、
最終的にはお綱に撃たれて死亡。
この人、実は幕府の隠密だったそうですが、同じ隠密の弦之丞とは最後まで敵対関係にあったため、
隠密でもあまり意味がなかったというか…。
私欲に走らず弦之丞と協力していれば、死なずにすんだのにね。
まぁ元から性格が歪んだ人物で、世阿弥がこんなクズを門弟筆頭にし、結局その門弟筆頭に
殺されてしまったのは、まさに身から出た錆としか言いようがありませんでした。
それから関谷孫兵衛。
最後に思い続けたお綱といい感じになるかと思いきや、強いやつと戦いたいと言い出し、
舞台のような場所で桜吹雪の降る中、弦之丞と一騎打ちして負けて死にました。
弦之丞も峰討ちくらいにすればいいのに…。
まぁそれでは関谷は納得しないでしょうけどね。
それから竹屋三位卿は、蜂須賀を見捨てて城から出たところを、最愛のお米を殺され心を病み、
竹屋を仇と思い込んでいる森啓之助に刺されて死亡。
森も竹屋に刺され、相打ちとなって死亡しました。
生き残った蜂須賀も、幕府から隠居するよう言い渡され、息子に代を譲って失脚。
32歳で隠居したそうですが、何故56歳の相島が演じたし…。

▼主人公たちの行方
まずお綱は、関谷とくっつくかと思いきや関谷が死んだので、江戸に戻って煮売屋を始めました。
万吉も家に戻り、お綱の妹と弟を引き取ったまま、目明しを続けています。
平賀源内とも交流が続いているようですね。
肝心の弦之丞と千絵は、四国でお遍路を続けているようです。
ただお遍路が終わったらどうするのか、それともお遍路をずっと続ける気なのかは分かりません。
甲賀家再興という話もありましたが、はっきりしませんでしたが、多分蹴ったのではと思います。
結局、弦之丞は世阿弥を助け、鳴門秘帖を手に入れるという目的で阿波に向かったのに、
その目的はどちらとも達成できなかったことになりますね。
世阿弥の死は想定外でしたが、鳴門秘帖は弦之丞自らが焼いてしまったので仕方ないですね。
まぁでも、お千絵とは一緒になれたのでよかったんじゃないでしょうか?

▼総括
本当に始終、弦之丞を演じているのが山本であることに、違和感を感じ続けたドラマでした。
もちろん山本もかっこよくないわけではないのですが、
水も滴る美剣士にはちょっと見えなかったんですよ…。
美剣士であるせいで、許婚である千絵以外にも、お綱やお米が惚れてしまったわけで、
特にお米は完全に一目惚れで、しかもベタ惚れですからね。
新選組!に出た頃の山本なら、まだよかったかもしれません。
あと、山本が出る時代劇となると、殺陣が結構凝ったものが多かったのですが、
今回敵役にあまり殺陣に慣れた人がいなかったのか、イマイチでしたね。
特に関谷役の袴田は、ほとんど素人じゃないかってくらい、キレがありませんでした。
毎回殺陣がぽんぽん入るドラマなので、そこはちょっと残念でしたね。
ストーリーに関しては、面白くないことはないのだけれど、期待したほどではなかったかなと。
田村版は1年かけて放映されたので、それを10回にまとめたため、
端折った部分が多かったのかもしれません。
その分殺陣ばかり多くなり、ストーリーをじっくりというわけにはいかなかったのかもしれませんね。
そんなこんなで、期待値にはちょっと届きませんでした。
うーん、ハードルが高すぎたかな~w

アバター
2018/07/02 01:14
NHKだけは相変わらず時代劇制作をがんばってますが、
やはりこれはスポンサーに頼らず受信料という収入があるからでしょうね。
TBSやテレ東もBSオンリーになりましたが、まだ作ってますね。
でも水戸黄門の新シリーズが武田鉄矢主演でBSで放映されてるのを知らない人も多そうですw
テレ朝は必殺をたまーにやってますが、ジャニによる侵食が激しくすっかりジャニオタ向けに…
フジは鬼平を2年前までやっていたようですが、終わってしまいました。
田村の眠狂四郎も今年ファイナルを放映して終わったようですね。
まさに次世代の時代劇役者が育ってないですね。
今細々と続く時代劇で主演をやっている俳優さんたちも、
時代劇専門の俳優さんというわけではないですしね。
アバター
2018/07/01 23:10
次のスターが登場すれば良いのですが。
田村正和のような方は、なかなか、後にも先にも出ないでしょう。

元ネタが分かっていたら、パロディ物でも笑える「メタル侍」とかは別として、
難しいのかも知れませんね。
監督、音楽、出演者とか。
全部の合わせ技が結果を生みますが、コストの掛かる時代劇は、二時間ドラマでさえも
登場するのが、まれになってしまうのかな。
寂しいですね(;O;)

この時代劇、内容も良いなと思って、監督の名前を探したら工藤栄一、深作欣二と、
やっぱりと納得する名前。
お二人とも鬼籍に入られて溜息です。
アバター
2018/06/29 16:34
旧作はまだビデオテープが貴重な時代だったのとアーカイブ化という意識が
薄い次代だったのとで、一部しかビデオが残ってないんですよね。
もう見ることができないのかと思うと、本当に残念でなりません。
親や祖母が熱中して見ていたのは覚えているのですが、
私自身はまだ幼かったのでストーリーや他のキャストなどまったく覚えてないんですよ^^;
時代劇が地上波で放映されることが珍しくなってしまった今、
新たに若い世代の時代劇俳優を育てることも難しくなってしまいましたね。
アバター
2018/06/29 14:14
これ、一回も見てないから、何とも言えませんが。
やはり田村正和の演じる旧作の方が良いのかも。
彼の演じるキャラクターは、何と言っても、はい、美しゅうございますわ。
運命峠とか、いろいろありましたが、美剣士と言う形容詞がまさにピッタリ。

時代劇を演じられる役者さんが、最近、少なくなりましたね。
ちょっと寂しいです。



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