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いだてん~東京オリムピック噺~ 感想文

いだてん~東京オリムピック噺~ 第4回「小便小僧」
NHK 日曜夜8時~
▼マラソン大会
今回は、マラソン大会で活躍し走る歓びを知った四三が、徒歩部に入り、
来るオリンピック予選に向けて猛特訓に励むというお話でした。
サブタイの小便小僧って何のことかと思ったら、初回のマラソン大会で、
開始直後に庭で小便をしていたのが四三ってことだったんですねw
緊張のあまりトイレに行くのを忘れていた四三は、開始直前になってトイレに行きたくなり、
庭で用を足している間にレースがスタート、当然一番遅れてのスタートとなりました。
しばらくは好調にごぼう抜きしていたのですが、途中で草鞋の紐が切れて裸足となり、
そんなこんなでタイムをロスして結果は3位。
それでも予科で3位までに入ったのは初めてなんだとか。
ちなみに予科というのは、本科に入る前の予備教育課程のことで、
現在では廃止されていますが、わずかに宝塚にその名前が残っているそうです。
つまり四三の通う高等師範学校の一番下の学年と考えていいようです。

▼足袋は道連れ
マラソン大会で嘉納に声をかけられ舞い上がってしまった四三は、
更に走ることを極めようと、徒歩部に入ります。
この徒歩部というのは、現在で言う陸上部で、間違ってもピクニック部とかではありませんw
熊本の家族にマラソン大会で3位になったことを手紙に書いて送りますが、
返ってきたのは兄からの厳しい手紙で、走ってないで学問をしろとw
まぁお兄さんの気持ちも分からないではないですね。
しかし情熱に火がついてしまった四三は、もう誰にも止められません。
マラソン大会で3位に甘んじた原因を考え、それを克服しようとします。
まずトイレに行っておくことw、あとスタミナと履物だったかな。
他にもあったような気がしますが忘れました…。
一番問題なのは履物で、当時の日本には運動靴とかシューズというものは存在しません。
もちろん西洋の履物も既に作られてはいたでしょうが、競走用のものは存在しなかったでしょう。
そこで四三はある足袋屋に突入。
この足袋屋はこれから長く四三とつきあうことになるらしいです。
単なる足袋では強度不足だと思うのですが、日本には世界に誇るワークシューズ、
地下足袋というものがありますよね。
調べてみたところ、地下足袋の歴史は案外浅く、古いものでも明治時代だそうです。
ですが四三の時代にはまだあまり流通していなかったと思われます。
江戸時代には足裏に貼り付けるゴムがなかったので、刺し子生地を使っていたようです。
なので彼が今履いているのは、厚手の足袋か刺し子の足袋なのではないかと思います。

▼間違った教え
四三たち徒歩部の学生は、オリンピックの予選が開かれると知り、色めきたちます。
この徒歩部に野口という四三の後輩がいて、永山絢斗が演じているのですが、
今後もかなり四三に関わってくる人物なので要チェックです。
そして、40kmという前代未聞の長距離を走破するため、猛特訓をするのですが、
脂質と水分をなるべく摂取しないようにして、体を軽くするという
間違った教えを信じ込んでしまい、フラフラになってしまいます。
脂質も水分も、スポーツをするには必須。
特に水分は、今はマラソン大会の中継所などで配布されているくらい、必要なものです。
でも私が子供の頃って、運動部が練習中の時、水を飲んだらいけないという
間違った教えがまだ罷り通っており、それってこの頃から言われていたことなのでしょうかね。
だとしたらどこのバカがこんなことを考えたのでしょう。
脱水症状や熱中症などで倒れた子も少なくはなかったかと思うと、
張り倒すくらいでは足らないくらいの罪を犯していると思います。
四三が間違いに気づいたのはよかったです。
そもそもスタミナをとることと、脂質・水分を控えることは、相反してますもんねw

▼雨ニモマケズ
これは誰もが知っている、宮沢賢治の詩ですよね。
次回ついに初回にもあったオリンピックの予選会が開かれ、
確か雨が降っていたと思うので、そのことでしょうな。
今まで実力がありながらも嘉納の目になかなか留まらなかった四三が、
ついに頭角を現すエピソードなので、楽しみですね!




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