[SI179]大富豪同心/やじ×きた
- カテゴリ：テレビ
- 2019/05/29 18:08:54
大富豪同心 第３回「天狗の神隠し！」 ＮＨＫ－ＢＳプレミアム 金曜夜８時～
今回は、油問屋の一人息子が天狗にさらわれる事件が発端となって始まったお話でした。
さらわれた本人の七之助は無事戻ってきていましたが、天狗にさらわれてからの記憶はまったくないらしいのですが、捜査を一任された卯之吉が調べていると、七之助の母も、七之助をみごもっている頃に天狗にさらわれ、戻ってきた時には七之助が生まれていたそうです。
それ以降、子を授かったのは天狗のおかげだと、高尾山に３ヶ月に１度は詣でているとか。
ですがこの時代、妖怪が話に出てくる場合、大抵語り手の都合のいいように使われているだけ。
この話もやはり嘘で、七之助の本当の母親はお弓という当時店で働いていた女中で、旦那が手をつけて生ませた子供だったのですが、子のいない内儀はその子を自分が生んだ子として育てることにするため、しばらく身を隠していたのです。
３ヶ月に１度の高尾山詣でも嘘で、出会い茶屋で若い役者をはべらせて遊んでいたそうです。
今で言うホストクラブですかねｗ
そして油問屋の内儀が、お弓と入れ替わっていることも分かりました。
どうして入れ替わらなければならなかったかと言うと、珍しく高尾山に七之助を連れて行った内儀が、七之助を殺そうとしたため、七之助は反撃で育ての母を殺してしまったためです。
またお弓は盗賊に身をやつしており、油問屋に入り込んだのは仲間の手引きをするためでもありました。
ここで不思議に思ったのは、いくら盗賊の仲間とはいえ、自分の息子が将来継ぐかもしれない商家を襲撃しようとするかなってことです。
どうにも最後にチャンバラを持ってくるための、不必要な設定なように思えて仕方ありませんｗ
まぁそれはいいとして、今回卯之吉は、身の回りの世話を買って出た美鈴に、本当は剣豪なんかではないことがバレてしまいました。
しかしあばたもえくぼとでも言いましょうか、美鈴はそれで愛想を尽かさず、逆に私が守ってさしあげなくては！という方向に行ってしまいましたｗ
まだ大富豪の跡取りであることは知らないようですが、美鈴が好きな大名の三男・源之丞や、卯之吉に気がある深川芸者の菊野を加えた４人の恋愛模様が見所になってきそうです。
実際菊野役の稲森と、卯之吉役の中村とは、親子くらいの年齢差があるんですけどねｗ
なんでこんなキャスティングにしたんだろうなｗ
やじ×きた 元祖・東海道中膝栗毛 ＢＳテレ東 土曜夜９時～
第八話「女狐の仇討ち」（赤坂）
今回は、喜多が仇討ちの手伝いをすることになり、その仇の男の家に、道中怪我をしてしまった弥次が世話になるというお話でした。
赤坂というのは東京の赤坂ではなく、愛知県豊川市にある赤坂のことで、原作では弥次が喜多を化けた狐と間違えて縛り上げたというエピソードがあったそうで、そのため今回は狐が出てきたのでしょう。
仇を探して旅をしていたのは、南部藩の田坂藤右衛門とその姪の志津で、田坂の弟、志津の父にあたる南部藩士が、嘉納兵馬という男に殺されたということでした。
喜多が助太刀を頼まれたのは、腕を見込まれたからですが、喜多が承知したのは当然志津目当てｗ
一方喜多と分かれた弥次は、足を滑らせて怪我をしたところを、炭焼き小屋に住む兵吉という青年に助けられ、そこに出入りするおちかという女に惚れて、対した怪我でもないのに逗留していました。
ですがおちかはどうやら兵吉に惚れているよう。
名前ですぐ分かりましたが、兵吉は田坂と志津の仇でした。
しかし兵馬と志津が忍びあいをしているところを、弥次と喜多、そしておちかも見てしまい、どうやら志津の父を殺したのは兵馬でないことは分かっているのに、家名を守るため仕方なく仇討ちをしようとしていること、そして兵馬は追っ手から受けた傷のせいで刀が持てなくなってしまい、愛する志津の手にかかって殺されたいと思っていることなどが分かります。
ここですべてを見守っていた十返舎一九が、おちかに知恵を授け、仇討ちで喜多が弥次を殺したことにしてしまい、最期の頼みで兵馬を逃がしてほしいと頼み込む作戦を実行するのですが、弥次のスケベ心が暴走、死んだはずなのに志津の尻を撫でてしまい、台無しにｗ
結局兵馬、志津、田坂の３人は国許に戻り、不正を正すことになり、喜多とおちかの恋は破綻。
ついでにおちかも江戸に旅立つことになったため、弥次の恋も破綻。
そして実はおちかこそが狐だったというオチもついてました。
何故か前回からスピリチュアルなオチが続きますねｗ
ところで大福が可愛くってたまらないのですが、あれはモルモットですかね？
ハムスターよりも重量感があるところがいいですね。
でも猫飼ってるのでさすがに飼えないなぁ…。
