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シン・ドラマ汁


いだてん~東京オリムピック噺~ 感想文

いだてん~東京オリムピック噺~ 第27回「替り目」
NHK 日曜夜8時~
▼実次の死
今回は、東京に競技用のプールを作ろうと奮闘した田畑が、気づいたら32歳になっていたお話と、
四三の兄・実次が上京するも、帰郷後急逝、四三が熊本に帰る決意をするお話でした。
前々回あたりから主人公が田畑に切り替わりましたが、
やっと今回本当の意味での引継ぎが終わった感じでしたね。
そもそもとっくに選手生命は終わった四三が、何故東京にいるかというと、
後続を育てる、つまり監督やコーチの役割を果たしたかったからなんですね。
竹早で教師をやったり、オリンピックのために陸上選手を育成したりしていましたが、
そうしているうちの関東大震災が起きて、一度帰郷するも、幾江に叱咤され再び上京。
復興とオリンピックのために動いていたわけですが、オリンピックも終わり、
時代も昭和になり、震災から5年経過して東京も生まれ変わりました。
そして精神的な支えの1人であった実次が急逝し、自分の役割は終わったと思ったのでしょう。
今度は自分が家族のために尽くす番だと。
思えば四三が東京に出てきてからというもの、出番は少なくなりましたが、
四三の父親代わりだった実次の存在は大きかったですね。
生きているうちはちょっと煙たい存在でしたが、いなくなってから本当の価値が分かる、
ある意味損なタイプの人物でしたよねw
幾江とのやり取りが見れなくなるのも残念です。
この頃は本当に、成人でも病気でころっと死んでたんですね。
抗生物質が流通してませんでしたからね。
今だと多分助かっている病気だと思うので、高齢化社会になるわけだと思いましたw

▼32歳
一方の田畑は、自分が30歳で死ぬと思ってましたから、とにかく鼻息が荒い。
水連の総監督に就任し、神宮スタジアムの隣に競技用のプールを建設することにしました。
金は得意の話術で、あちこちから引き出すことに成功。
彼の口癖、「違う、そう!」「そう、違う!」は実に聞いてる人物を面食らわせますよねw
人は自分の意見を否定されると、ちょっとムッとなって、相手の言い分に注目します。
そこでバンっと自分の意見をたたきつけるので、余計記憶に刻まれるんですよね。
前畑秀子を見出した時、女子の更衣室にまで乗り込んだシーンは面白かったですねw
「家は貧乏なのに」と、彼らしく気を遣わない言葉を吐いて、鶴さんに平手打ちされてましたが、
まったく気にせずしゃべり続けてたのは、実に彼らしかったw
この鶴(かく)さんこと松澤一鶴を、クドカンドラマではおなじみ皆川猿時が演じています。
確か阿部とはグループ魂でも一緒なんですよね。
だから息はぴったり。
あまちゃんでも教師役で出てましたが、今ちょっと痩せましたかね?
元水泳選手役だから少し絞ったのでしょうか。
もうちょっとがんばれって感じですけどもw
そうしているうちに、田畑は自分が32歳になっていることに気づきます。
もうちょっと早く気づけよって感じですがw
そこでローズのママ・マリーのところに乗り込み、再び占ってもらおうとするのですが、
彼女の占いは当たらないと決め込み、水泳の日米対抗戦でアメリカが勝つとマリーが占ったため、
日本が勝つと喜びますw
よく言いますよね、100%当たらない占いは100%当たるのと同じだとw
ただマリーの占いの「西に吉兆あり」は当たってた気がするんですがねw
日本のどこを探しても、薬師丸ひろ子に向かってババアと言えるのは、阿部とクドカンだけですねw

▼紅茶と甘いお菓子
四三が引退を決めたことを体協に報告しに行った日、オリンピックを日本に招致することを
東京市長から聞いた嘉納に呼ばれた田畑と対面します。
2人の主人公が実際に対面するのはこれで2回目、ですが1回目はオリンピックの結果報告の
記者会見の席で、田畑が散々ブーイングしたため、ちゃんとした対面はこれが初めてかな?
田畑は四三に、3度行ったオリンピックの中で、一番記憶に残ったことは何かと尋ねます。
四三はいろいろ回想しますが、やはり最初に行ったストックホルムのオリンピックが
印象的だったようですね。
レース中朦朧とし、道を間違え迷い込んだ民家であてがわれた、紅茶と甘いお菓子。
彼にとってはいろんな意味で忘れられない味だったのでしょう。
あのレースで、友情をはぐくんだポルトガルの選手が死亡してますしね。
万感の思いで導いた答えがそれだったのでしょうが、田畑に思いは伝わりませんでしたw
思いがすれ違ったまま、四三は故郷へ帰ることになります。
まぁこれが最後ではない、のかな?

▼走れ大地を
これは、戦前に作られたオリンピック選手派遣応援歌のタイトルです。
斎藤龍作詞、山田耕筰作曲で、1932年のロサンゼルスオリンピックの開催時に作られました。
多分皆さん知らないと思いますが、私も知りませんでした。
ドラマのストーリーもちょうどこのへんにさしかかりますので、時局に合ったサブタイですね。
そして日本はこの頃から暗黒の時代に入っていきます。
ちょっと見るのがつらい話になりそうです。

アバター
2019/07/23 16:54
これを書くために、BS夕方6時からと総合夜8時からの放映両方見ていますw
書くのに大体1時間くらいかかりますかね…
でも今回の大河はほとんど史実を調べていないので、書くのが楽な方です。
たまにどうしても気になって調べてしまうこともありますが、感想に反映されることは少ないですw
毎回調べているのは、次のサブタイの元ネタくらいですね。
アバター
2019/07/23 10:00
いやいや。久しぶりに日記を読ませて頂いて、
色々、知らない裏話が満載で、
いつもいだてんを観るたびに、これを文章にする
miumiuさんのエネルギーってすごいなと思っています。

クドカンドラマではおなじみという皆川猿時さんは、多分あの人かな?とか^^
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2019/07/19 16:39
いやいや、そこは面白いのでぜひ見てください(;´Д`)
アバター
2019/07/19 13:21
ドラマ見てないのに 見てるみたいにおもしろかった~(*^_^*)



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