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<新番組>螢草 菜々の剣 感想文

<新番組>螢草 菜々の剣 第1回「武家の娘」
NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
▼どんな作品?
鏑木藩の勘定方を務める風早市之進宅に奉公する、武家の出である女中・菜々が主人公。
無実の父を切腹に追い込んだ藩士・轟平九郎の魔手が、敬愛する風早家にまで及び、
復讐と現状打破のため、仲間たちと轟に挑むエンターテインメント時代劇。
原作は2年前に他界した葉室麟の小説。
放映直後の日曜夕6時45分から再放送。
ちなみに螢草とは露草の別名だそうです。

▼風早家
初回はまだ風早家は無事ですw
幼い頃に父を切腹に追い込まれ、それを恨みながら母も病気で死亡、
その母が農家の出だったため、菜々は農家の娘として風早家の女中になったのです。
父が死んだのは幼い頃だったため、菜々は何故父が切腹しなければならなかったのか、知りません。
僅かに覚えていたのは、父親を切腹に追い込んだ藩士が、轟という名前だったこと。
母親は菜々に復讐をしてほしいと望んでいたわけではなかったと思いますが、
武家の娘であることを忘れずに生きよと、生前菜々に懐剣を渡しました。
それがタイトルの「菜々の剣」なのでしょうね。
初回に風早家に災難が及ばなかったのは、菜々が復讐だけでなく、
風早家のために尽くす動機となる顛末をじっくり描きたかったからなのだと思います。
普通の女中なら主家に災難が及んでも、勤め先がなくなったくらいで終了でしょうからね。
同情くらいはするかもしれませんけども。
この風早家は上士、つまり身分が高い家柄で、当主の市之進は誠実で曲がったことが嫌い、
そして藩政改革の上申をするほど熱意がある男。
妻の佐知はどうやら下士の出だと思われますが、とても優しく働き者で子供思い。
長男の正助と長女のとよは、そんな両親に育てられたからか、まっすぐに育っており、
菜々にもよく懐いています。
そしてもう1人、中間なのか使用人なのか、甚兵衛という老年の男も同居しています。
まるで絵に描いたような幸せな家庭なのですが、市之進の熱意が裏目に出てしまうようです。

▼ぶしつけな女たち
他にも市之進の叔父夫婦や、菜々の叔父一家なども出てくるのですが、
どちらとも義理の叔母にあたる女性の性格がよろしくないw
市之進の方の叔母は滝と言い、金の無心に訪れたのに態度がデカく、
佐知の身分が低いことに不満を持っており、何かと当たってくる。
菜々の叔母は、菜々の母・五月が武家に嫁いだことを鼻にかけていたと思い込んでおり
(実際そうだったのかもしれませんが今のところよくわからず)、
その娘である菜々にもつらく当たります。
葉室麟という方、私はてっきり名前から女性だと思っていたのですが、実際は男性で、
この年代の女性に何か恨みでもあったのでしょうかw
もっとも調べてみたところ、小説の方に菜々の叔母が登場したかどうかは確認できなかったので、
ドラマオリジナルか、よほど軽いキャラだったのかもしれません。

▼だんごべえ
主人公がおとなしい性格で、あまりしゃべらず自分の思いを口にしないし、
ドラマのテーマが復讐劇ですので、全体的に暗いムードが漂っているのですが、
今回1人だけ異様なムードを漂わせる人物が登場しました。
それは松尾諭が演じる壇ノ浦五平衛という浪人者で、仕官の口を探して鏑木藩内まで
旅をしてきたのですが、金がなくなり腹が減って動けなくなり、
ちょうど通りかかった菜々に団子を無心します。
そして大量の団子を食い、菜々にだんごべえさんと呼ばれるハメにw
彼が出ている時だけは、なんとなく喜劇調で、松尾が演じているため、
前期のやじきたと重なり、まだこんなことやってんのかと思ってしまいましたw
きっと彼が菜々の仲間になるのではないかと思うのですが、まだわかりません。




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