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シン・ドラマ汁


[SI212]科捜研の女

科捜研の女 File.14「予約された死」 テレビ朝日 木曜夜8時~
今回は、引退した元医師の瀬田一郎という老人が、自室で撲殺された事件でした。
凶器は直径1cmにも満たない円柱状の固い物で、それでこめかみ近くを殴打されたのです。
後にそれはピンヒールのかかとであることが分かりました。
今回は誰が犯人かというよりも、被害者が家族に隠していた秘密とは一体何なのかがテーマでした。
その秘密を守るため、被害者は神城峰子という葬儀プランナーに、自分の葬儀を予約していました。
彼女は契約者の要望になるべく沿うだけでなく、契約者が遺族や関係者に隠したいと望む秘密を完全に隠してくれるため、「秘密屋」と呼ばれていたのです。
この峰子、さんざん怪しい空気を出し、挙句に被害者の愛人という線も出てきましたが、大抵の場合ここまで怪しいと逆に犯人ではありませんw
犯人は、被害者のキャッシュカードを無断拝借しようと部屋に忍び込んでいた家政婦でした。
そこに被害者が入ってきて、口論からもみ合いになり、その場にあった赤いハイヒールのかかとで被害者を殴ってしまったというのが真相でした。
ですが先に書いたように、今回のテーマはフーダニットではなく、被害者の秘密。
周囲に厳格で気難しい人物だと思われていた被害者は、実は女性DJのラジオ番組の大ファンで、しょっちゅうハガキで投稿しては採用され、ハイヒールは優秀な投稿者しかもらえないプレゼントだったのですが、そんなくだけた自分を周囲に隠しているのが悩みだったのです。
まばたきをどれだけ我慢できるか挑戦していて、入ってきた孫につい、いかつい顔を見せてしまったシーンは吹き出してしまいましたw
最近になって自分からそのことを告白しようと考え直したのですが、その矢先に殺されてしまったのです。
今回は人は死にましたし、家族間のドロドロとした展開になるかなと思いきや、何だか最後はほっこりした終わり方という、珍しいパターンでしたね。
細かい伏線も回収されており、なかなか面白い話だと思いましたが、孫が被害者と同じラジオ番組を聴いているというシーンで、「毒医者藪太郎」というラジオネームのハガキが読まれたことから、あ、これ被害者だなと思えてしまったのがちょっと残念です。
もうちょっと医者から離れたラジオネームだと気づかなかったかもしれません。
ハイヒールについては、女装が趣味だったのかな?と思いましたが違いましたw




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