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いだてん~東京オリムピック噺~ 感想文

いだてん~東京オリムピック噺~ 第36回「前畑がんばれ」
NHK 日曜夜8時~
▼伝説の実況中継
今回は、序盤~中盤はベルリンオリンピックでの前畑の苦悶と活躍が描かれ、
終盤は東京オリンピックに影が差してくるというお話でした。
まず前畑。
世界新記録を連続で出したりと、一見絶好調に見えるも、
当人は世間からの期待に押し潰されそうになっていました。
その神経質ぶりには、かなりKYの田畑まで気を使うくらいw
いざ前日、眠れないでいる前畑の前に、死んだ両親が出てきて励まします。
レースは現地では午後4時から、しかし8時間時差のある日本では、深夜0時からになります。
ロサンゼルスの時にも思いましたが、当時ラジオで海外生中継できていたのが驚きです。
まぁすでにテレビの原型みたいなものが発明されていたらしいので、
そのくらいはできて当たり前だったのでしょうか。
前畑のレースに、日本人は深夜だというのに釘付け。
風邪を押して実況中継したNHKの河西アナは、レースを目の前にして実況できることに興奮、
周囲の言葉など耳に入らず、レースが始まると「頑張れ頑張れ」を繰り返しますw
とにかく日本中に感動を与えた実況だったようですが、前畑のことしか言っておらず、
後半は特にほぼ「頑張れ頑張れ」しか言っていない上、ライバル選手の名前を間違えており、
実況中継の質としてはあまり評価が高くないんだそうです。
この実況が伝説となったのは、前畑が金メダルを獲ったということもあると思いますが、
他の種目でも金メダルを獲っているのに、この前畑の実況だけが伝説となってしまったのは、
やはり河西アナの実況が実に扇情的だったからなのでしょうか。

▼暗雲
オリンピックが終わり、日本に戻った田畑は、東京オリンピックの委員会の会合に参加。
しかし副島が言うには、東京五輪が決まって以来、どうにも嘉納がおかしいと。
ベルリンオリンピックに感化され、日本でもあれと同等かそれ以上のオリンピックを
目指そうとしているらしいのです。
つまり、どんどん軍国化していく日本のプロパガンダとしようとしていると。
委員会にはスポーツ関係者のみならず、政治家や陸軍などが参加、委員会も異様な雰囲気です。
どうしちゃったんでしょうね、嘉納は。
年取って少しボケてきたのでしょうか…。
四三が小松を連れ嘉納に会いに来ても、「いだてん」という愛称をなかなか思い出せなかったり、
小松を紹介しようとしているのに、ほぼ無視したりと、以前の嘉納らしさがあまりありません。
明るさだけは相変わらずなのですが、そんな感じなので空元気に見えないこともないです。
そして田畑は副島から、ベルリンオリンピックで通訳をしてくれていたユダヤ人の男性が、
閉幕後すぐに自殺してしまったという話を聞き、ショックを受けます。
どうしようもなかったのでしょうかね…。
この時代の話は、本当に笑いに結びつけるのが難しいです。
そして、政治家に転向した田畑の先輩・河野は、オリンピックに反対すると言い出すし、
盧溝橋事件から日中戦争が本格的に始まってしまいます。
一体どうなるのか東京オリンピック……とはいえ、開催されなかったことは
わかりきっているので、後はどういう経緯をたどったのかを、確認する感じになりますね。

▼最後の晩餐
これはもう、超がつくほど有名な、レオナルド・ダ・ヴィンチの絵画でしょう。
調べるまでもないですね。
最後…ということで、嘉納が表舞台から降りる、つまりオリンピックの中止を決める、
ということでしょうか。
もし開催するとしたら、死んででも関わりそうですしねw
もしくはそろそろ寿命かな~。
それのどっちか、もしくはどっちともだと思います。




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