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[SI241]科捜研の女

科捜研の女 File.22「ミステリーの達人」 テレビ朝日 木曜夜8時~
今回は、児童書を持った工員の古田憲一が、空き地で死亡していた事件でした。
その児童書は、今は人気推理作家となった高柳龍之介の昔の作品で、サイン本だったため、マリコと土門は高柳のところに聞き込みに行くと、前日のサイン会に来た人物であることが分かりました。
調べを進めるうち、古田は母親によるネグレクトのせいで学校に通えなかったため、ろくに字も読めず、金に困って盗みに入った家で家人を殺した罪で服役しており、仮釈放中であることが分かります。
しかし被害者遺族は古田を殺すほど恨んでいるようにはなく、工場にたまに訪ねてきた男性は、服役中に古田のカウンセラー的な役割をしていた住職でした。
マリコたちは古田の遺体に残された微物から、彼が殺された場所や足跡をたどるのですが、そのうち彼が罪を反省し、読み書きを覚えて新たな人生をやり直そうとしていたことが分かってきます。
犯人は古田の3人の同僚で、古田は日頃から彼らからイジメを受けており、偶然児童書の聖地巡礼をしていた古田と行き会って、ふざけて本を取り上げたら揉み合いとなり、聖地の1つであった神社の階段から落ちてしまったというのが真相でした。
今回は真相よりも、ネグレクトされて育った1人の人間の壮絶な人生が印象的でしたね。
人を殺したのは確かに過ちですが、盗みに入ったことを、普通の家庭に生まれ普通に学校に通って育った私たちの誰が、責めることができるでしょう。
母親も本人も、どこかに助けを求めれば、最悪の事態は回避できたはずですが、母親はそういう精神状態ではなかったのでしょうし、本人は学校にも通っていないのだから、救済制度があることなど思いもよらなかったでしょう。
そして、心の支えを得て再出発しようとした時に、周囲からイジメを受け、それが原因で死亡してしまったことを思えば、これは目が潤んでも仕方ありません。
一方高柳は、あまりにキャラを作りすぎて現実離れしていて、途中からこいつほぼ確実に事件に関わってないわと思わせましたねw
ミステリーの世界を体験したいとか物騒なことを言ってましたが、人を殺したいと思ったのではなく、探偵の方をやってみたかったのですねw
マリコに頓珍漢なアドバイスもしてたし、どこが達人だw




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