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シン・ドラマ汁


独断と偏見による2010年代ドラマ大賞

自分でもびっくりですが、何と今回で独偏賞も10年目を迎えました。
奇しくも2010年から開始しましたので、'10年代を振り返って、この10年を代表するドラマや俳優、スタッフを部門別に選出してみました。
なるべくいろんなドラマに賞を獲らせたいので、重複がないように選んでおります。
俳優については2010年代に大いに躍進した比較的若い俳優を新人大賞として、安定して活躍したベテラン俳優を2010年代の顔として、今までの独偏賞を参考にすることなく、全体を対象として男女別に選ばせてもらっています。
監督賞は、長丁場になるドラマの場合、監督が持ちまわりだったりすることが多く、素人目にわかりづらいので、最初の1年だけで廃止しました。よって大賞は選出しておりません。
2017年より恋愛ドラマ賞とホームドラマ賞を合併したため、それ以前の受賞作も同枠にしています。
2019年より線引きが曖昧だった深夜賞を廃止し、代わりに放映時間が30分以下のショートドラマ賞を新設しました。その関係でショートドラマ賞は深夜大賞候補に含めました。
音楽賞はドラマ単位ではなく、作曲家ご本人を選出しております。
なお、外部ブログ「ダブン」にて、10年間の各受賞作をまとめておりますので、興味のある方はご覧になってみてください。http://kalma.asablo.jp/blog/2019/12/31/9196167



【ミステリードラマ大賞】
相棒シリーズ
[選評]主演の水谷もとっくに60過ぎてしまいましたが、まだまだ視聴率は堅調ですし、元日スペシャルはすっかりお正月の風物詩となっています。4代目相棒役の反町は5年目を迎え定着してきました。これからもミステリーファンを楽しませてくれることでしょう。

【コメディー大賞】
釣りバカ日誌シリーズ
[選評]新たに絶好調の濱田岳を主演に、主演だった西田敏行が脇に回り、ハマちゃんが新入社員の頃から始まったこのシリーズ。西田の健康状態のせいか、残念ながらまだ2シーズンしか放映されていませんが、何とか今後も継続してほしいものです。

【ヒューマンドラマ大賞】
精霊の守り人シリーズ
[選評]結構悩みました。そもそもこれをヒューマンドラマに加えていいものかとw 金をかけて作ったわりに視聴率はジリ貧でしたが、とにかく見応えがありました。こういうドラマが日本でもヒットする土壌になるといいのですけどね…。

【恋愛・ホームドラマ大賞】
おっさんずラブシリーズ
[選評]日本のドラマ界を変えたと言っても過言ではないくらい、社会現象となったドラマです。LGBTの理解を促進させた功績は大きいですが、普通の恋愛コメディとしても十分楽しめるドラマだったのが、一般にもウケた理由だと思います。

【時代劇・歴史ドラマ大賞】
JIN-仁- 完結編
[選評]幕末に現代の医師がタイムスリップし、当時の歴史上の人物と交流、卓越した医療知識を武器に活躍するという設定は、今思えば異世界物のハシリかも。ストーリーも非常にドラマチックで楽しめました。前作はギリギリ2010年代ではないんですよね…。

【深夜大賞】
勇者ヨシヒコシリーズ
[選評]いろいろいいとこはいっぱいあったんですが、とにかく笑えました。このドラマで福田ファミリーは躍進。その後の活躍があるわけです。ただドラクエ世代より上の世代にはウケづらいかな~とは思います。

【特別賞】
MOZUシリーズ
チームバチスタシリーズ
バイプレイヤーズシリーズ
[選評]MOZUとチームバチスタは、1話完結のミステリードラマが多い中、じっくりと1つの事件を煮詰めていったところが実によかったです。バイプレイヤーズは大杉漣への追悼の意味で。ドラマ放映中の彼の突然死は本当にショッキングでした。

【脚本家大賞】
福田雄一
(勇者ヨシヒコシリーズ・スーパーサラリーマン左江内・今日から俺は!!)
[選評]この10年でしっかりコメディドラマの監督の地位を確立させました。当たりハズレは結構あるのですが、彼が監督と聞くと、ついつい見たくなってしまいます。次は大河か朝ドラか?(無理?)

【音楽大賞】
大友良英
(あまちゃん・いだてん)
[選評]この人の作る音楽は、他のドラマと一線を画します。様々なジャンルの音楽を手がけていて、ドラマを独特の世界観に引きずり込むほどの力がありますね。




新人大賞

【男優】菅田将暉
[選評]2009~2010年の仮面ライダーWでデビューした彼は、その後も活躍を続け、今は押しも押されぬ主役級。まさに10年代を代表する若手と言えましょう。

【女優】広瀬アリス
[選評]妹の方が格上の扱いを受けているように思えますが、表情が豊かな姉の方が演技力は優れていると思います。


2010年代の顔

【男優】長谷川博己
[選評]2010年のセカンドバージンでブレイク、その後最終回の視聴率40%超の家政婦のミタ、大ブームとなったシン・ゴジラなどに出演した彼は、まさに10年代の顔。2020年には大河が控えています。

【女優】綾瀬はるか
[選評]数々の連ドラや大河の主役などをこなした、女優の中でも屈指の主役級。精霊の守り人ではアクションまでこなし、これからの活躍も一層期待できますね。




【2010年代ドラマ大賞】
民王
[選評]2010年代を席巻した池井戸作品の1つですが、私が唯一見たのが、半沢直樹でもなければ下町ロケットでもなく、この民王でした。総理大臣の父親と、ちゃらんぽらんな大学生の意識が入れ替わるという、1つのジャンルを確立した感のある入れ替わり物なのですが、豊富な社会経済の知識に裏打ちされた大胆なストーリー、俳優の怪演、シーンを彩る小芝居など、どれをとっても私好みの抱腹絶倒コメディでした。ミステリーや刑事物も好きだけど、やっぱりコメディが一番好きかもしれません。





[総括]こうしてみると、10年で本当にいっぱいのドラマを見てきたんだなと思います。10年という年月を経ないと不可能な今回の特別企画は、やはり感慨深いものがあります。そして良作や名優の多いこと。1年単位だと、今年はちょっとな~と思う賞もあったりするのですが、10年だとどれを選ぶか悩んでしまうくらいです。特に俳優はどのような基準で選ぶか決めるのに結構苦労して、このシンプルな形となりました。皆様のご意見と多々違うところもあるでしょうが、何度も繰り返して書いているように「独断と偏見による2010年代ドラマ大賞」なので、お許しくださいw
2020年代がどのような年代になるのか、独偏賞はどこまで続くのか、私は果たして生き延びられるのか、いろいろ疑問は尽きませんが、もし2020年代も同じように独偏大賞が選べるのなら幸いです。とりあえず台風が一番の敵です。

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2020/01/07 17:33
そういえば最近あまり阿部寛が出るドラマを見てないような気がしますね。
ここ数年で見たのはスニッファーと遥かなる山の呼び声だけ。
決して嫌いなわけではないのですが。
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2020/01/07 00:02
阿部寛の番組がなーい。。
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2020/01/04 23:21
JINがよかったなぁ~うんうんw
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2020/01/03 22:26
全部まったく違う面白さのあるドラマでしたね。
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2020/01/02 19:14
精霊の守り人、勇者ヨシヒコ、バイプレイヤーズが入っていてうれしいですw



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