Nicotto Town


シン・ドラマ汁


2023年7月期ドラマ総決算 やや簡易版

2023年7月期のドラマ総決算です。


ドロップアウト組
※該当作品なし

佳作ショートドラマ
●ノッキンオン・ロックドドア テレビ朝日 土曜夜11時~
久々に堤組の探偵バディもので結構期待したが、やはりメインの2人が演技慣れしてなさそうなジャニ(もう名前が変わるのか?)なのがマイナスに響いたか、堤組独特の演出も抑えめな感じがした。女刑事とその後輩はらしくてよかった。
※ショートドラマ賞


●8位
大富豪同心3 NHK-BSP 金曜夜8時~
完全に忘れていた初回をあきらめかけていたが、今時の優れた録画機のおかげで何とか初回から見ることができた。今回も義賊や幕府転覆を狙う悪者などが出てきて大騒ぎだったが、1つとても気になったのは、新川優愛が丸くなってたところ。前作から出産を挟んでの出演なので、ひょっとして体重戻すの失敗してる…w? 気にするほどではないと思うが。主演が歌舞伎俳優なので梨園のバックアップもしっかりしてて時代劇としてはよくまとまっている。最近めっきり減ってしまった時代劇を少しでも盛り上げていってほしい。


●7位
テイオーの長い休日 フジテレビ 土曜夜11時40分~
2サスの帝王が本当に2サスの帝王を演じるというので興味深く見ていたが、さすがに現実を伝えるわけにもいかなかったのか、芸能界を扱ったコメディドラマとしてはよくまとまっていたと思う。深夜に気軽に見るにはぴったりのドラマで、子供たちと帝王とのやりとりも微笑ましかった。個人的にはもうちょっとドロドロしていてもよかったように思うけど、コメディだしあれでちょうどいいのかもしれない。


●6位
らんまん NHK 月~土曜朝8時~
実在する人物がモデル、主人公が男性、主な舞台が明治時代と、最近の朝ドラには珍しい要素が満載なので見てみたが、研究したいのに小学校中退が始終足枷となっていたり、研究一筋かと思いきや美人の奥さんもらって子供もたくさんできたり、植物にしか興味がないと思いきや新発見を自分の手柄にするのにこだわったりと、悪く言えば短絡的で野心旺盛に見えて、軸足の置き場に迷ったが、実在する人物だけにフィクションよりも複雑で一貫性がないのかなとも思う。子役で人気を博した若い俳優たちがぞろぞろ出てきたのはちょっと面白かった。


●5位
シッコウ!!~犬と私と執行官~ テレビ朝日 火曜夜9時~
まず踊る大捜査線世代の私としては、織田さんが脇に回ったということが感慨深かった。もちろんほぼ主役のようなものだけど、一応主人公は伊藤沙莉。内容は、執行官の仕事をまったく知らない状態で見始めたので、いろいろ興味深いところも多かったが、ストーリー自体が執行官の仕事を紹介するような作りだったのか、意外とゴタゴタせずシンプルに終わるエピソードが多かったように思う。恋愛要素もほんの少ししかなかったし、もうちょっと人間ドラマにも重きを置いてもよかった気がする。
※主演女優賞/助演男優賞(織田裕二)


●4位
警部補ダイマジン テレビ朝日 土曜夜11時半~
今期は目的のためなら殺人も辞さないダークヒーローが多く、ストーリーも騙し騙され紆余曲折、多少青年漫画っぽいところを差し引いても及第点ではあるのだが、まず最終回が最終回らしくなかったところが大きなマイナスポイント。いかにも映画や続編に続きますというような終わり方で、最終回が最終章でなく本当に最終回と気づくのに2週間近くかかった。あと公安や裏組織が関わる話としてVIVANTとの類似性もあり、ややそれが評価に不利に働いたような気もする。三池作品だけあってアクションはキレがあってよかった。


●3位
ハヤブサ消防団 テレビ朝日 木曜夜9時~
途中までミステリーとしての雰囲気はとてもよくて、展開が楽しみだったけれど、終盤になって新興宗教が出て来た頃からうさん臭さだけが先行して何でもアリになってしまったのが悔やまれる。原作通りなのだから仕方ないけれど、狂信的な宗教がテーマになると考察も推論も差し挟む余地がないので、プロットとしては途端面白くなくなる。がっつり宗教が動機ではなく、要素の1つだったらまだよかったのだが。ドラマの作りとしては演技派のベテランばかりで、作り慣れてるなという感じだった。
※ミステリードラマ賞


●2位
ばらかもん フジテレビ 水曜夜10時~
原作のファンなので、始まる前からかなり期待度が高く、その分ハードルも上がりまくっていたが、主人公の年齢以外ほぼ原作通りだったのはよかった。ただ長い話を10回に凝縮したので、どうしてもカットされたエピソードが多く、メインストーリーのため東京が舞台のシーンが多かったのが残念。あの作品のキモは島でのスローライフにあると思うので、端折られたエピソードの中にもいいエピソードがいっぱいあった。続編に期待したいが主なストーリーはほぼやってしまったし、視聴率的にもイマイチだったので期待できないのも残念。
※ヒューマンドラマ賞/特別賞/助演女優賞(宮崎莉里沙)


●1位
VIVANT TBS 日曜夜9時~
見る予定はなかったが、試しに見てみようと初回を見て、そのスケールのデカさと冒険感に引き込まれた。正直2回目は初回を引き延ばした感じでイマイチだったが、日本が舞台になってからはストーリー展開の面白さに引き込まれた。ラストはもうちょっとすっきり終わってくれた方が私的にはよかったけれど、続編が期待できるなら許そう。同枠同主役の半沢と比べると視聴率的には奮わず、ネットで見ると「ストーリーが複雑でよくわからない」層にウケなかったようだが、ドラマを見慣れている私にとって、ストーリー的にはわかりやすい部類だと思っていたので、日本人の知能に危機感を覚えた。
※大賞/特別賞/主演男優賞/助演男優賞(阿部寛・豊栄ドラム)/助演女優賞(二階堂ふみ)/脚本賞/音楽賞






今期は本当にいいドラマが目白押しで、1、2位は不動でしたが3~5位はほんのちょっとの差。VIVANTは正直あまり期待してなかったのですが、初回のスケールが映画並みだったので引き込まれました。もう少し情報公開してた方が視聴率上がったんじゃないかなってくらい。しばらくは原作が好きなばらかもんと競ってたのですが、主人公が日本に戻ってからの展開にさすがに折れました。10回もあれば4~6回目くらいには中だるみしそうなものですが、そこに主人公の正体を暴くエピソードを持ってきたのは見事でしたね。
ばらかもんは本当にいいドラマだったんだけど、視聴率がついてきませんでした。それもこれも裏に同年代の俳優が主役の恋愛ドラマがあったので、恋愛脳とそれ以外で割れたせいではないかと思います。ばらかもんは青春ドラマですが恋愛要素はほぼないので…。あと前にも書きましたがいくつかミスキャストが気になりましたね。主に清明夫妻なのですが、清明自身はもうちょっとイケオジ、その妻、つまり清舟の母は、清舟の恋人と間違えられるくらいの美魔女なのですが、長野里美はその年なりなので少し期待外れ。ついでに川藤は原作では清舟より背が高いのですが、清舟を背が高い杉野遥亮が演じたのでそれより背が高い役者をあてられなかったのだろうと推測。原作では島でのほっこりするエピソードがもっといっぱい描かれているので、興味がある方はぜひ読んでみて。今ならガンガンオンラインで3巻分まで無料で読めたはず。
3~5位は面白いのだけどそれぞれ決め手に欠ける要素があって、この順位。それ以下も完走できたのだから面白くないわけではなく、普段ならもっと上でもおかしくない出来なのですが、今期は時期が悪かったなー。

アバター
2023/10/05 21:35
VIVAN、わかりやすかったですよね。
日本人がバルカ人を演じていることが多く、
そのへん大丈夫なのかなと思ったりしましたが、
よく考えればモンゴル語は使ってるけどバルカは架空の国なので
多分問題ないのでしょうw

前期はかなり見ているドラマがかぶってたのですね。
ちなみに今週から次の朝ドラが始まりましたが、初回からもう見てません。
興味がないことはないのですが、時間的につらい…
アバター
2023/10/03 17:40
評価に大賛成です!
それにしても、VIVANTのストーリーの一体どこが複雑でわかりにくかったんでしょうねぇ~笑。
最初から海外でも売る気なんだなぁと思ったのは、動物愛護と異なった宗教を認める態度のあたりでしょうか。
イスラム教もキリスト教もおなじように大事に描いていたことです。
それと日本は神道の国であると示し、神社などのシーンがしっかりあったこと。
出雲の国、日本刀、赤飯などなど、かなりな日本紹介だったと思います。

6位まで同じ感想。
7は見ませんでしたし、8位はちょっと飽きた気がして途中で視聴をやめました。



月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.