Nicotto Town


サブアバの適当ブログ


勇人 朱音との出会い


ある日僕の両親がいなくなった

僕は知らない親戚に引き取られた

その環境の変化から僕は不思議な力を使えるようになった

そして僕宛に魔法学園から招待状が送られてきた

僕は秒で親戚に追い出されていま魔法学園の校門前にいる

「どうしてこうなった」

僕は思わずため息をつく

いや、親戚である彼らが僕がいることを歓迎していないのは薄々気付いてはいたけど

寮がある学園に入れる資格を得たからって本人の意思を聞かずに追い出すなんて

まさか友達にお別れの挨拶する暇もなしに追い出されるほど嫌われてるとは思わなかった

正直いやいやながら僕を引き取ってくれた親戚には感謝はしているのだけど

働けるようになったら今までお世話になった分返さなきゃなあと思ってたけれど

お金かせげるようになったら前住んでた家に仕送りしよう それまでに引っ越してたら僕嬉しい

この学園は魔法の才能のある者たちを種族関係なく集めてるって聞いたのだけど

種族関係なくってなんなんだろう?魔法を使える動物でもいるのかな?

「歳の近い人間ってどのくらいいるんだろうか・・・」

前みたいに友達ができる気しない

というか僕の能力は一応風の力を操るものみたいなのだが

自分の足をちょっと早くするか対象の動きを一瞬だけ止めるぐらいでたいしたことはできない

そもそも僕は魔法といわれるこの力を強くしようと思う向上心がまったくないんだけど

ここにいられなくなると今更親戚のところにも帰れないだろうなあ

不安しかないが僕は学園の敷地内に一歩足を踏み込んだ




「広っ!」

外からでも十分に大きい建物だということは理解はしていたが

いざ中に入るといろいろな部屋が多すぎてすぐに迷ってしまった

座学のための教室、職員室、図書館など普通の学校にある設備はもちろん

魔導書室など魔法関係らしき部屋のほか

バトルルーム、武器貸出室、武器庫などもあった

「うわあ・・・・・・」

思わず間抜けな声が出た

魔法を強くするためには実戦経験を積む必要があるんだろうけども

実際に戦いの場を用意してますよ敵な物を目の当たりにすると少しおっかないな

僕も能力的に魔法だけではとても戦えないから武器を使うことになるのだろうか

剣とか振り回して戦えたらちょっとかっこいいかも

僕は好奇心に負けて壁にかかってる剣をひとつ手に持ってみた

「くっそ重い・・・・」

こんなものを振り回して戦える日が来るのだろうか?重い

「というかこんなことしている場合じゃないな」

入学式は確か体育館に行けばいいはずなんだが正直完全に迷子だ

「どうしよう」

途方にくれてると僕のすぐ横を何か黒いボールのようなものが飛んできた

「ふぎゃ!」

ボールは謎の奇声を上げながら壁にたたきつけられ動かなくなった というかこれ生き物か

「なんだこれ・・・・?猫?」

それは真っ黒な猫だった というかなんで猫が飛んできたんだろう?

僕は気を失った猫を抱き起こそうと手を伸ばす すると猫はすばやく起き上がり

「触るにゃ!!」

全力で僕を拒絶し、しゃべった ・・・・・しゃべった?

「すっげえ・・・僕、しゃべる猫なんてはじめてみた!」

興奮して拒絶されたことも忘れ猫を撫で回す 触った感触は普通の猫だった

「やめるにゃ!うっとうしいにゃ!なでられるのが1番嫌いなんだにゃ!」

そういわれ僕はあわててなでるのをやめる

「しゃべる猫ってはじめてみたから興奮してつい・・・ごめんね?」

「ぬう・・・まあわかればいいのにゃ」

普通に謝ったら許してもらえたみたい どうやら口以外は悪い猫じゃないようだ

「ねえ・・・猫さんは」

「神羅にゃ」

どうやら神羅って名前らしい よく見たら首輪もしてるしこの学園の誰かの使い魔か何かかもしれない

折角なので体育館までの道を教えてもらおうかと思ったけれどひとつ大きな疑問が残ってたのでそっちを聞いてみよう

「ねえ神羅、ひとつ聞きたいことがあるんだけど」

「にゃ?何にゃ?」

「さっきなんでボールみたいに飛んで・・・」

話してる途中で神羅の顔が青ざめているのに気付いた

振り返ると僕より2か3ぐらい年上の背の高い女の人が神羅をにらみつけてた

「あ、朱音・・・・・」

「・・・・・・・。」

朱音と呼ばれた女の人はただただ無言で神羅をにらみつけてる

神羅はこの人を怒らせたから吹っ飛んで壁にたたきつけられたのだろうか

「・・・・・・私に何か言うことは?」

「あのことは・・・悪かったと思ってるにゃ・・・」

神羅がそういうと彼女は手から黒い玉のようなものを作り出した

「あれが・・・魔法・・・・・?」

「にゃぁぁぁ!言い方が悪かったにゃ!すみませんでしたにゃ!申し訳ございませんでしたにゃ!」

神羅が全力で謝り倒すと彼女はため息をつきながら手を引くようなしぐさをした

そしたらさっきの黒い玉は一瞬にして消えてしまった

「し・・・・死ぬかと思ったにゃ・・・」

簡単に出したり消したりしてたけどそんなに威力のあるものだったのか

「魔法ってすげえ・・・・」

「・・・・というかこのこ誰?」

当然の疑問をぶつけてきた彼女に僕は興奮しつつ自己紹介をした

「はじめまして!こんにちは!僕は新入生の風城勇人といいます!よろしくね!あかねーちゃん!」

「あかねーちゃん・・・?」

あかねーちゃんは僕が今考えた呼び名だ

呼び捨ては失礼だしさん付けはかたっくるしい気がする

本音を言うと背の高くてかっこいいお姉さんに惚れたのだ

若干無理矢理な気がするけどなるべく距離は縮めておきたい

「というか新入生なら早く入学式行かないとだめなんじゃ・・・」

「この学園広すぎて迷いました!」

正直に答える 男は正直が一番だと親戚のとこにいたときの友達が言っていた

「・・・・体育館はここからほぼ反対方向だよ」

「えっ嘘!」

まさか反対方向だったとは 方向音痴にもほどがある さすがにかっこ悪い

「・・・・・体育館まで案内してもらえませんか?」

「朱音・・・めんどくさそうなガキだけどどうするかにゃ?」

「このままさらに迷われたほうがめんどくさい さっさと連れて行く」

「ありがとう!あかねーちゃん!」

あかねーちゃんは眉間にこれでもかというほど眉間にしわを寄せていたけれど

僕はなんとなくこれからの学園生活が楽しいものになると予感していた



今回も無駄に長くなりました

うちの子同士のCPつくるためだけに生み出された勇人君の話です

正直どうやって朱音ちゃんに惚れるのかが全然思いつかなくて後半かなり無理矢理ですね

勇人くんの両親がいなくなった理由や親戚のとこにいたときの友達の話もいつかかけるといいなあ




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