Nicotto Town



日々雑記


ご無沙汰をしております。
なかなかお伺いできなくて、本当にごめんなさい。

夏からここにかけて、いろんなことがありました。目に見えてということではなく
精神的な変化をもたらす出来事、ということに当てはまるかもしれません。

一番は、自分がこれから何をすべきかが見えたこと。
果たして、そんな目標に手が届くのだろうか、不安と言うより、何でわたし?
という感想がふさわしいでしょう。
この気持ちは今も変わりません。
自分の為の側面もありますが、人に役立つ可能性のあることなので、少しずつ、準備を始めています。
(具体的でなくてごめんなさい><)

二番目はわたしの親族たちの過去を知る経緯があったこと。
親のというか、夫婦間のことなので、考え込むことが多かったですね。
過ぎたことのなのですが、その傷が、本人たちの人生に大きな陰を落とし続けているのも事実のようです。
これに関してはそうなのかぁ、と思うしかありません。

次に、親友の離婚問題がありました。
彼女に不幸な出来事が起こりました。(未だ未解決なので伏せておきますね)
その流れから、彼女が「わたし十年目に離婚したの」と告白したのです。

一流企業でそこそこの地位にあった夫が、リストラの嵐に巻き込まれ時期がありました。
子育てや家のこと一切協力しなかった夫に、かねてから不満があったのは、わたしも知っていました。
彼女は非常に早く結婚した人です。仕事を本格的やった経験はありません。
そしてすぐに子どもができました。
ただ、思い描いた生活ではなかったのです。
生活は何不自由無く、子もたちもみな良い子に育っていました。

まさに、ちょっと前の流行そのものです。
夫在宅症候群とでもいうのでしょうか、理解し合えない夫と一緒にいることに不安を覚えたのでしょう。

わたしのその時、「絶対に離婚してはダメよ」と釘を刺しました。
世間知らずの彼女が、一人でやっていけるとは思えなかったのと
夫である人に、離婚しなければならないほどの理由が見つからなかったからです。
それに子どもたちもいる。
お互いに向かい合い乗り切るべきだと、信じて疑いませんでした。

離婚した、そう報告しよう。わたしに電話をかけて来た彼女が聞いたのが
「絶対に離婚しちゃダメ」という第一声であったらしいのです。
だから言えなくなったのよ。
でも、今の生活の方が充実しているのよ。とも。

夫であった人は、話し合いの場に親族を呼ばず、マンションと退職金のほとんどを置いて
離婚を承諾したというのです。
退職金や貯蓄は相当な額だったのです。
彼女がちょっことパートして、お小遣い稼ぎをしながら生活していけるほどの。

そこは偉いと思ったわ。
彼女の言葉に、こんなにも稚拙な人であったのかと衝撃を受けました。

いつから変わってしまったのだろう。
確かに年に一度しか会わない時の方が多くなっている。
どうして、一番大事な岐路の時に、わたしに相談してくれなかったの。
大反対するのが分かっていたから避けたのね。
彼女の優しいお母さんも、きっと苦しまれたろう。

夫は彼女を愛していたんです。
それに気がつかない。今も。
そして、それだけの貯蓄ができるほど稼いでいた過酷な仕事の軋轢も、
家庭を顧みることができないほど仕事人間に成らざるを得ない職場、
人生を捧げた会社から放り出された衝撃を、どうして思いやることができなかったの。

家に戻ると、あなたのそんなとこは嫌、努力してくれないとこれから一緒に
暮らせない。1年間、猶予を与えたというのです。

夫なりに努力してくれたけれど、それじゃあわたしは嫌だったの。

彼女が裁定者になっている。
違うよ。夫婦はお互いに責任があるんだよ。
幸せは、人が運んでくることはないし、
自分が努力しなければ守れないものでもあるのに。

彼女を不幸な出来事が襲っている最中であったので
「あまりにも不寛容であったね」
とわたしは答えた。

長男は離婚に反対し、未だ幼い次男は母親の味方になった。
次男はわたしの気持ちをよく理解してくれて、本当にいい子でと。
ここで絶句した。

どんな状況下にある子どもでも、親の離婚は望まない。
それが本音なのよ。
子どもに親を選ばせてはいけないんよ。
夫婦間の問題は夫婦内だけ、それでも離婚したければ
申し訳ないと子どもに詫びるしかないんよ。

どこまでも自分を被害者にしてしまっている彼女。
可哀想な自分に泣く彼女。

次男に大きな問題が起こってしまったのだ。

彼女が望む幸せ、既に手の中にあったのに。
退屈な日常とにらめっこしながら、ちょっとだけの忍耐を持てば
きっとまだ掌にあったはずなのに。

あなた自身が、あなたを愛し、幸せを願い、心から心配する人たちを
傷つけたんじゃないか。
それを認めなくちゃ、前進と脱出はないよ。

ずっとずっと若い頃、わたしたちはよくお喋りをしたね。
本音だったし、嘘はなかった。

本音を話せるのはあなただけね。
昨年、そう言ったのに、ずっと嘘をついていたのね。
哀しいのはそれじゃない。

もしもあの時、離婚すると決めたとき
わたしに話していたら、大げんかしたよ。
そうしたかった。
わたしは負けないよ。
あなたのために泣きながらでも言い続けた。

それでもあなたが離婚したとしても、言い争ったことは胸に残り続け
ふとした時に考えたりするだろう。
そこで何かが変わったかもしれないから。

今、彼女に追い打ちをかけるよう
キツイことを言った。
慰めや同情なら、他の人がたくさんくれるだろう。

あなたを甘やかすことは、わたしにはできなかったんよ。
ごめんね。
あなたを傷つけることは理解していたよ。

気が付いてしまったわたしは
言わないことも、言うことも、どちらも同じだけ傷つくんだわ。

言わないことは、あなたを捨てることだから。

返信はないままだね。
でも、わたしはこれ以上行けない境界線の前で
ずっとあなたを、友だちをして待っているよ。





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