恋…
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/11/03 16:49:18
- 恋…
- 皆さんは、今までどんな恋をしましたか?
- これは、俺の実話の恋を少しだけ話します…
- 俺の初めての彼女は、事故で亡くなりました…
皆さんはこんな経験はありますか?
- 付き合って、一ヶ月の記念日…
それは突然訪れました…
- 待ち合わせ場所…
そこに、先に着いていた俺は彼女が来るのを待っていた…
遅れてきた彼女が赤信号で止まっていた…
- 俺は笑顔になり…
彼女の名前を呼んだ…
そして…
- 信号が赤から青に変わり…
彼女が手を振りながら、俺の名前を呼んだその時…
- 信号無視をしたトラックに跳ねられた…
- 俺の目の前で…
しかも、一ヶ月と言う記念日に…
- 俺は、頭の中が真っ白になった…
直ぐに彼女の元に走り…
- 変わり果てた彼女の姿をみた…
顔はぐちゃぐちゃ…
頭からは大量の血…
呼吸はもぅしていない…
- それでも俺は、救急車を呼んだ…
だけど、慌ててる俺の言葉は上手く伝わらず…
時間だけがもぅスピードで過ぎて行く感じがした…
- 一秒が一分以上に感じた…
ようやく、救急車が着いたのは…
彼女の事故から20分後…
- でも…
何故か俺は諦めて居なかった…
普通に考えたら、もぅ無理なのは分かっていたはず…
- 救急車に彼女を乗せ…
俺も救急車に乗り込む…
変わり果てた彼女…
冷たい彼女の身体…
手…
- それでも俺は諦めなかった…
彼女の手を強く握り締めて…
まだ大丈夫…
彼女は生き返る…
- そんな事を考えていた…
ようやく、病院に着いたのは…
彼女の事故から50分後…
- 病院に着いたものの…
彼女の家族には、連絡が取れず…
まだ来ていない…
- 彼女は集中治療室に運ばれた…
最後の望みをかけて…
医師の先生達も必死だった…
- その時の俺は…
彼女の傍で手を握って居たかった…
だけど…
俺は外から祈る事しか出来なかった…
- そこに、彼女の家族達が来た…
俯いて祈る俺は気付かなかった…
- 涙を流して祈る俺に、彼女の家族は声をかけれなかったらしい…
集中治療室のランプが消えて…
医師達が出てきた…
- 俺はそれにすら気付かなかった…
彼女の父親が医師に…
「娘は…」と言った…
- 医師は言いにくそうに…
「…………残念ながら…娘さんは病院に着いた時には…」と言った…
- それを聞き…
彼女の家族は泣き崩れた…
俺は泣きながら、彼女はまだ生きてると祈った…
- そして俺は…
医師の胸ぐらを掴み…
「あいつが死ぬはずない…さっきまで笑って…手を降ってたあいつが…」
俺は泣き崩れた…
- 彼女の父親が俺の近くに来て…
「娘の事…最後の最後までありがとう…」
俺はこの一言に…
声を出さずに泣いていた何かが切れた…
- 俺は泣きながら、何度も何度も床を叩き…
大きな声で何度も何度も彼女の名前を呼んだ…
- もう一度…
あの笑顔で返事をしてくれる事を信じて…
- でも…
二度と彼女が返事をしてくれる事はなかった…
- 彼女の親は、俺に遅いからもう家に帰るようにと言った…
でも…
俺は帰らなかった…
ぐちゃぐちゃになった彼女の顔を見て…
俺は強く強く彼女の手を握った…
そして…
- 俺は…
「今までありがとう…俺と居て幸せだったか?俺はお前と居た時間…すごい幸せだった…本当にありがとう…さようなら…」
- 俺は言い終わると、彼女のぐちゃぐちゃになった顔にキスをした…
これが、最後のキス…
お前にする最後のキス…
- 涙を流しながら、俺は彼女の唇に本当に最後のキスをした…
今まで本当にありがとう…
向こうでも幸せに暮らせよ…
- そう伝えるかのように…
優しくキスをした…
-
- †姫翔.莉恋†
- 2010/11/03 19:11
- え・・・w
-
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