たとえ世界がひっくり返ろうが

あたしはあいつを離さないし、
あいつはあたしを離さない。




あたしたちの絆信じないなんてな。



たとえ何を失っても

あたしはあいつを手放さないし、
あいつはあたしを手放さない。



心配させたのは悪かったよ。
怒りたくなるほど、心配だったんだよね。

先生とか親の話から聞こえる名前は「照」ばかりだった。
「照が心配してたよ、すっごい心配してたよ」
「照に元気な姿でみつかったよっていったらそうですか！って安心して喜んでたよ」って。

だからあたしもあなたに会いたかった。
すごい会いたかった。
謝りたかった。
ありがとうとも言いたかった。

なのに、ハグも無しで近づいてきたと思ったら怒ってて。

心配してたなら心配したっていってくれればよかったのに。

心友には怒られたくなかった。
あたたかく迎えて欲しかった。
おかえりって言って欲しかった。

戻ってきて、親とか先生とか周りの友達にいろいろ言われて怒られたりもした。
だから心友にだけは、周りみたいに怒ってほしくなかった。

あたしあのとき余裕な顔して、生意気なこと言って全然反省してなさそうだったかもしれない。

でもね、もう忘れたいのあたしだって。
辛かったんだから。
楽しい冒険だったって、あれ単なる自分を励ます言葉だった。
前向きに行きたかった。

生徒会の仕事ほうっておいて、心配してる人たちを考えてて楽しめるわけ無いじゃん。
ずっと苦しかった。
正直最初から行きたくなかった。

でもさっきも言ったとおり、あたしは何があってもあいつを手放さないし離さない。

もしあたしが家にそのまま残ってたら、あたしが照みたいな思いをずっとしてた。
何してんだろ、大丈夫かな、元気かなって。
あいつには金もないし、むちゃする人だし、一度決めたら曲げない。
だから心配だった。

だから、ついていった。
あたしのやったことは単なるバカな行動かもしれない、周りから見たらね。
でもあたしは家に残っても残らなくても後悔するってわかってて、ならついていこうって。

周りはみんないけないことだって言ってる。
でもね、親は受け止めてくれた。
先生方も受け止めてくれた。
そのなかで友達は攻めるんだ。
特にいつ面はね。
でもさ、しょうがないとはおもう。
でもさ、心友だけはってずっと思ってた。
でもさ、心友だから怒るんだよね。
心友だからこそ周りより怒ってるんだよね。

ごめんね。
そして、ありがとう。



どうかこんなバカな心友を許してください。
いつも見守っていてください。
支えてください。





大好きなんです。
あたしは照のことが大好き。