ダチとの思い出?
- カテゴリ:友人
- 2011/09/22 01:28:08
いいの、ねえなあ
中坊のころ
仲の良かったふたりがいる
サルというあだ名のひとりは
中卒後
いわゆる『ポックリ病』で
朝には冷たくなっていた
もうひとり…
一番仲の良かったS
センチメンタルには
なりたくねえが…
Sの母親は水商売をしてて
それはそれでいいんだけど
男がしょっちゅう変わる
Sの住みかもその度に変わる
あいつの苦労を
当時のオレは
理解できてなかった
高校を中退し
できちゃったカノジョと結婚
オレはもう東京にいたから
祝ってやることもできなかった
数年後
Sの死の知らせが届いた
骨髄性の白血病?
みたいな病だったそうな
同級会の幹事に連れられて
Sの仏壇に手を合わせた
Sの母親に言われた
「自分の容態が悪くなっても、
Sはあなたがどうしてるのか心配してたのよ」、と
連絡もろくにとってなかったオレに
返す言葉はなかった
Sの家を出て
煙草を吸った
晴れたいい日だった
せめてもの救いのように…
数年後、Sの母と銀行で出あった
その腕の内には孫
すなわちSの子がいた
その子はSにそっくりだった
オレにどうしろというんだ?
あいさつもそこそこに
オレは逃げた
涙が出たら
それを止める自信は
まったくなかった
オレはそれから
本当の意味での友だちを
作れなくなっている気がする
悲しい思いをする回数は
少ない方がいい…
と、思ってさ
そう、ふたりとも、なんですよ(T-T)
暗い話を書いてしまいました
うん いいな! ガガ