Nicotto Town


COME HOME


日日是悪日

「充電中」

「ねー、お昼まだー? 」

テーブルに着き、キッチンに目をやり彼女は言う。
語尾をのばす言い方は彼女、綾夏さんの癖。
綾夏さんは僕の恋人で、一年前に付き合い始めた年上の綺麗な女性だ。
朗らかな性格で、根が暗い僕には本当に勿体ないな、と何度も感じる。
仕事で忙しく、なかなか会一緒に過ごす時...

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ゴスロリ

に、ハマってます。
ウチじゃなくて、妹が。
「KERA!」とか、そういう雑誌買い漁って、
服買って、髪形変えて……。
ものすごいパワーを感じます。若々しい。
この夏も、きっとまたとんでもないことに……(くわばらくわばら

そんでもって更にそれが似合う体系と顔立ちだからね……。
本当に...

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「体液」

汗は図太さを
血は憎しみを
唾液は欲を
主張する

嗚呼、なんて汚い自分の身体

そう云って流す涙は
本当に汚れているもの?

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「陽炎」

ゆらゆらゆらゆらら

揺れる空気の向こう
見える夏の幻覚

騙されるのは僕か
それとも君か

焼けつくアスファルトの上
今日も僕らは
見つめ合ったまま
***
恋という不安定なものに惑わされないように
必死に自分の熱情(=アスファルト)に気付かない様にしている二人。

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「僕」

夢は僕で、僕は夢だった。
僕たち2人(?)は一心同体で、信じ続ければいつか夢はかなうと分かち合い、世界中の誰よりも打ち解けていた。

幼い頃の僕の、いつも心の中にあった幾つもの夢。
パイロット、消防士、駅長、サッカー選手、医者、カメラマン……。
それはクルクルと歳を重ねては変わっていったけ...

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