2013.2.18.雪に雨注げば
- カテゴリ: 日記
- 2013/02/19 05:39:50
風景は雪化粧
しっとり雨が降り注ぐ
傘開き歩めば
独特の音がする
入り交じるにつれて
透明な
雪の形の氷になる
じゃりじゃりと呟く
不可思議な通り道
風景は雪化粧
しっとり雨が降り注ぐ
傘開き歩めば
独特の音がする
入り交じるにつれて
透明な
雪の形の氷になる
じゃりじゃりと呟く
不可思議な通り道
風はまだまだ
冷たいけれど
陽射しは眩しく
明るく照らす
ふと目を惹いた
白いもの
溶けずに残った
その雪は
春まで日陰の
雪化粧
コートを着込んだ旅人は
季節を跨いでいたのだろうか
日の当たる場は春めいて
吹き抜く風は冬の名残りで
濁った水は
嵐の痕か
川で混じって
煌めいた
陽射しと風と
一緒に歩む
次の季節を
待ちわびて
川面の岩場に
ふわりと降りて
何を思うか
白い鳥
行き交う季節の
風受けて
じっと佇む
夜明けの集い
冷え込みの
窓の向こうに
白い絨毯
広がっていた
太陽は
厚い雲の向こう
春を待つ大地の
微睡みが誘われる