ヴァンパイア【後編】
- カテゴリ: 自作小説
- 2011/10/21 23:12:30
生まれつき日光に当たる事ができない体質。
それ故に家の中から出る事ができず、
日光を避けて活動するのは自ずと夜になってしまう。
雪のように白い肌と特徴的な赤い目。
近辺に住む人達の目線からしてみれば奇異にうつった事だろう。
古来からのヴァンパイア伝説等は
そんなアルビノと呼ばれる人達がモ...
日々の事やら趣味の事、たまに気まぐれに短編詩とか徒然に…。
生まれつき日光に当たる事ができない体質。
それ故に家の中から出る事ができず、
日光を避けて活動するのは自ずと夜になってしまう。
雪のように白い肌と特徴的な赤い目。
近辺に住む人達の目線からしてみれば奇異にうつった事だろう。
古来からのヴァンパイア伝説等は
そんなアルビノと呼ばれる人達がモ...
「あまり人前でコレを外す事はないんだがね」
そう言いながら彼女は右目の眼帯に手を掛けた。
あ…と、小さく声を漏らしそうになるのを押さえる。
それは見事なくらいハッキリと分かるオッドアイだった。
「人よりちょっとばかりメラニン量とやらが少ないらしくてね…」
そう言...
前後編の予定でしたが、文字数の関係で2回で終われなかったので
完結編(予定)です。
【第1話】
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=211960&aid=30282594
【第2話】
http://www.nicotto.jp/blog/de...
何だか当初の予想以上に間が空いてしまいましたが
以前書いたSSの続編です^^;
第一話はこちら↓
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=211960&aid=30282594
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今俺の目の前、お互いの息遣いが聞こえそうな位近い距離…半径50cm以内には
高校の時の同級生だった高橋美夜子が佇んでいる。
東京の某女子大学に進学したという美夜子は
白いワンピース姿でコンタクトにしたのか眼鏡もかけていない。
高校時代は地味に束ねていた漆黒の髪には緩いウェーブを...