Nicotto Town



Twitter @Yorunotori_Nue 京都で音楽活動している妖怪さんです。
未確認幻想飛光少女aka鵺(Writer Name:京 蒼鸇)

【現在休筆中】消えた彼女が摘んだプリムローズ
http://www.nicotto.jp/blog/detail?user_id=442098&aid=53217016

空白と黄昏と、そして 4

椛に先に連絡してあるとそう告げた夏生に連れられて、俺はとある場所へと向かっていた。半年以上かかって漸く踏ん切りがついたのかと、ため息がつくと同時に少し込み上げる思いが徐々に湧き上がってきていた。「でも漸くこの話に終止符が打てるとはなぁ」俺は夏生と共に歩きながら、そんな事を独り言ちていた。「確かに私が...

>> 続きを読む


空白と黄昏と、そして 3


日々はあっという間に過ぎ去って、加奈の命日となった。それまでは特に何もなかったし紙袋やラブレターの類も送りつけられていなかったので、何だかんだ平穏な毎日を過ごせていた。そんなこんなで当日になって俺と椛は午前中のうちに二人で一泊分の荷物を準備してから、家を出て最寄駅から京都駅までたどり着いた。そこか...

>> 続きを読む


空白と黄昏と、そして 2


その翌日もいつも通りに俺は起きて、椛に加奈の命日の話と昨日の紙袋の件について話す予定だった。ちなみに今日の朝食は、白ご飯、味噌汁、納豆、ほうれん草のお浸しにお弁当冷凍食品の唐揚げを解凍したモノだった。昨日とは打って変わって、一気に料理に手抜きが出てきた気がする。「お兄ちゃん、昨日あの紙袋勝手に取っ...

>> 続きを読む


空白と黄昏と、そして 1


俺、榛巧人の歳上の幼馴染「稗田夏生」と、その(今は元)旦那の「成瀬恭介」との再婚騒動の一件が収まった処で、丁度あれから二週間が経とうとしていた。あれ以来夏生は平然としているし、俺が付き合っていた彼女の妹、松永椛とも関係は良好(だと思う)。何だかんだで俺達は今のままで相変わらず上手く回ってるように見...

>> 続きを読む


3月自作/「雪解け『燻らした笑顔』」 2


ある程度の話の折り合いがついた処で後の話については二人で話すことになった。という訳で夏生と成瀬は夏生の部屋へと場所を変えたのだった。そして急展開すぎる話の流れについて、俺はその場から動こうとせずにテーブルを挟んで椛と喋っていた。「にしても夏生なんでそんな事まで知ってて、別れて別居したのかねぇ&he...

>> 続きを読む






Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.