Nicotto Town


あなたに会えてよかった♪


なんでも思いついたことを書いてます^^

【第7話】青空の行方~ゆくえ~

林間合宿の初日の夕方、学園生徒たちはそれぞれ指定された炊飯場所に班ごとに散って何やら慣れない手つきで夕食の料理を作っていた。日が傾くと、一気に気温が下がる。日中は長そでのジャージ袖をたくし上げていた拓海も、今は手首まで下ろしていた。「それにしても先生…凄かったよね…」「あ...

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【第6話】青空の行方~ゆくえ~

「だからっ 誰がうちのペテロちゃんにこんな大けがさせたのよっ!隠してないで君たち、正直に言いなさいっ!」青筋を立てて怒るってのは、こんな感じのことを言うのだろう。頭から湯気を出さんばかりに罵ってくるその中年マダム。ついさっきまでのほっとした雰囲気が、あっという間に掻き消えていったんだ。
「ねぇ&he...

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【第4話】青空の行方~ゆくえ~

「でもさあ… 富岳ってなんであの時点まで、班分け選手権の残存部隊にいたんだ?」「え?なんでさ…?ああ、俺のことは一平って呼んでくれよ」明日からの林間合宿、2食分の食材を仕入れるため、放課後に暇を持て余している拓海、富岳一平、そして宝生結衣の3人が学校近くのスーパーでメモを...

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【第3話】青空の行方~ゆくえ~

「さぁ、いよいよ2年生最初のイベント、林間合宿が来週に迫ってきましたね。てなわけで今日のホームルームは、合宿の班分けをやります!じゃあ、適当に別れちゃってください!1班8名、男女各4名の混合で、合計4班だからそのへんはうまくやってね!」槇原先生がそう言って両手を胸の前で、ぱんっと叩く。
天使坂高校は...

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【第2話】青空の行方~ゆくえ~

「はいはい。みんな座って!席は自由だから近くの席にね!」黒い表紙の出席簿を軽く胸の前で振って、槇原めぐみ先生がざわついている教室にピリっとした指示を出す。
『なぁ、どうしたん?みんな素直じゃね?』座っていない数人の中にいた拓海が、座った沙也加に小声で尋ねる。沙也加は無理やり拓海の左腕を掴んで、自分の...

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