Nicotto Town


あなたに会えてよかった♪


なんでも思いついたことを書いてます^^

【第8話】黄昏のソロキャン

「先輩っ!どうやって火を熾したらいいんですかっ…」沙也加がバーベキューコンロの前、炭を入れたダンボール箱を手にして呆然とした表情で叫んだ。「天塚クン、今度は可愛い後輩連れてきたんだね。はじめまして~~」食材を満載した保冷ケースを抱えて運びながら、しずかさんが言った。「少年っ!いや青年!...

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【第7話】黄昏のソロキャン

「あ…覚えてるよ、久しぶりだね」俺は目の前に立った、天真爛漫な女子を見て思い出した。そう、楓…亡くなった俺の妹の友達、椎名沙也加だ。俺が高校生のころ、家に何度も遊びに来てたから覚えてる。当時はロングの髪で、制服をルーズに着こなした感じの子で、真面目一筋だった楓とは全く違っ...

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【第6話】黄昏のソロキャン

クマさんとしずかさんとのキャンプを終えた翌日。
2時限目の一般教養科目を受講し終え、俺は大学の校舎から出て学食に向かった。外は初夏の風が一瞬吹き抜ける。見上げれば、抜けるような青空がいっぱいに広がっていてさ。
お?前を見ると、神田さんが一人で学食に向かって歩いてる。
「神田さん?」声を掛けると、振り...

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【第5話】黄昏のソロキャン

今回は神田さん視点のお話です。(またかいw)
「じゃあじゃあ、もう一杯行きますか?」なんだろ、バイト後輩女子、森田ゆきが結構盛り上がってる。「ん…そうだな。最近飲んでなかったから…」何で乗るんですか、佐々木先輩っ
バイト先のメンバーが10人集まった、佐々木先輩の送別会。近...

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【第4話】黄昏のソロキャン

「そうっかー 沙織さん、今日来なかったのは送別会だったんだね」しずかさんがちょっと小首傾げて、ざわざわっと流れてくるような夜風に髪を揺らしてた。「そうなんですよね。最初に約束してたのはこっちだったんですけど、急にバイト先の先輩がやめるってことで…まぁしかたないんですけどね」ははは、と乾...

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