2013.3.5.銀の粒浮かぶ夜
- カテゴリ: 日記
- 2013/03/06 05:39:55
しん
静まり
足音
さえも
ただ
じっと
佇み
満天は
包む
感情も
全て
しん
静まり
足音
さえも
ただ
じっと
佇み
満天は
包む
感情も
全て
急ぎ足の帰り道
手の甲に触れた
水滴と呼ぶには
細やかな手触り
解ける雪に似て
直ぐに去り行く
足元の色合いが
僅かに跡を示す
陽光と
優しい風
目覚める音
羽ばたきを夢見て
巡り来る
季節に寄せて
歓びを歌う
ささやかな鳴き声
陽射しの向こうゆっくりと
大きな雲が渡ってく
ずっしり思い色合いに
ちらちら白い花のよう
ああ気が付けば風の中
木々の緑も変わって見える
舞い降り吹雪き包み込み
窓をがたがた揺らしては
跡形も無く溶け去って
夕日の中に消えて行く
選ぶときには考える
相手が笑顔になることを
時間をかけて
気持ちを乗せて
きっと含んでいるだろう
相手のかけた
思いの時間