2012.10.6.白鷺
- カテゴリ: 日記
- 2012/10/07 07:16:17
秋晴れの
稲穂の間を羽ばたいて
青い薫りを
振り撒くように
ふわりと舞い降り
すらりと歩み
閉じた翼に
鏡のように
光を纏う
空の使者かな
秋晴れの
稲穂の間を羽ばたいて
青い薫りを
振り撒くように
ふわりと舞い降り
すらりと歩み
閉じた翼に
鏡のように
光を纏う
空の使者かな
お昼の後は
飛び出した
帽子を被って
一目散
せんせいみててと
一輪車
草の実つぶして
色水できた
朝の元気に輪をかけて
賑やかに舞う
秋空に声
じんわり滲むように
柔らかに染めゆく
段々に白み
薄墨の朱と青
上下に挟み込んで
やがて刻を知らせる
水面を揺らす
影は鯉
悠々泳いで
ご機嫌如何?
川面にそっと
忍び足
青鷺さんは
何見てる?
夜明けの日差しを
眩しく受けて
煌めきの中に
溶け込めば
横切る烏の羽根さえも
一緒にな...
夜通しの歌
窓の向こう
冷気の風は
何語る
朱が差して
雲の波間に
段々に
眩さ増して
揺らめきは
命を照らす