2012.9.2.音と通り雨
- カテゴリ: 日記
- 2012/09/03 05:08:37
風に混じった冷たいものに
気付いてそっと
窓閉める
僅かに抜ける
隙間の風の
届ける音は
雨便り
奏でる音は
勇ましく
ざあざあびゅうびゅう
駆け抜けて
気付けばしいんと
静まりかえって
秋の歌声
響...
風に混じった冷たいものに
気付いてそっと
窓閉める
僅かに抜ける
隙間の風の
届ける音は
雨便り
奏でる音は
勇ましく
ざあざあびゅうびゅう
駆け抜けて
気付けばしいんと
静まりかえって
秋の歌声
響...
しとしと
ざざぁ
ドドドドド
ピカッ
ゴロゴロ
ビュウビュウ
ごうごう
夏の終わりだ
秋の始めだ
告げに来たぞと
雷雨の嵐
息を潜めて見守れば
辺りをすっかり洗ってく
どれ程ときが
経った...
予定を決めて
アイデア練って
今日のすること
明日済ますこと
準備に一汗流すけど
整う様は心地良い
互いの役割確かめ合った
月の始めの迎え入れ
慌しくも笑顔を浮かべ
試行錯誤の積み重ね
深い紺色が
一瞬瞬いた
それは雷
遠くの空から
光で知らせてる
雲の切れ間に
ぽっかり浮かんで
それは月
光の輪を
空に滲ませる
ぴかりと瞬いたり
じいっと照らしたり
見上げて見るたび
違った光
歌声の虫たちも
草かげに隠れたろうか
音をすっかり掻き消して
辺りをすっかり濡らしてく
どうどうざあざあ
俄な賑わい
寝入りの大地に潤い届け
秋の息吹を誘い出す